仕事を正職員からパートへ。人工授精開始【体験談:第12話】
正職員として仕事をしてきましたが断念
人工授精を始めるにあたって、私は不妊治療の実績が良い・費用が少しでも安い・家から通院しやすい病院を探し、T大学病院・不妊外来へ転院することに決めました。
その病院では、月・水・金曜日の午後に不妊外来が開かれていた為、長年、正職員として仕事をしてきましたが断念して、外来診察日のない日にパート職員として仕事をすることに決めました。
職場には全部事情を話しました。
責任者からは、パートをする日は急に休むことがないのか何度も確認されました。
接客業で人員の確保が難しい職場に勤めながら、治療をしていくことはとても難しいことなんだなと思いました。
職場の理解がどれだけ重要かがわかりました。
しかし、仕事を自分の時間にゆとりが持てるパートに切り替えたことで、ホット安堵している自分がいました。
そして、残りの正職員生活を自分なりに楽しもうと前向きになっていました。
それは今までにない気持ちで、今思うと、それも妊娠に繋がったのかもしれません。
以前、婦人科の女性医師に言われたことがあります。
「女性が前向きに生き生き生活をしようとすると、ホルモンの分泌が良くなり妊娠することがあるのよね。
例えば、仕事を始めるとか、何かに向かって頑張ろうと気張る時とかね…。
逆に気持ちにゆとりができてホットした時、開き直った時に妊娠することもある。
何がきっかけになるかは人によって違うけれども、気持ちって大事なのよ。」
と。
私はずっと忘れてました。
妊娠することだけが目標になり、こうじゃなきゃいけない・こうしなきゃいけないと型にはまっていたのかもしれません。
東京都在住Kさんの不妊治療体験記 全15回
- 【第1話】 あれ、私って不妊かもしれない?
- 【第2話】 大学病院・婦人科へ相談。仕事をしながらの不妊検査
- 【第3話】 不妊治療の現実を知った最初の診断。
- 【第4話】 足の骨折・アトピー喘息を患いながらの不妊治療
- 【第5話】 本格的な通院開始。まずは勉強会に参加
- 【第6話】 不妊検査の開始。私の検査の具体例は
- 【第7話】 天国から地獄へ。卵胞刺激ホルモンの数値が
- 【第8話】 医師たちの見解・もう一つの検査
- 【第9話】 旦那の精液検査の結果は・・・
- 【第10話】卵管造影検査を実施。痛みは・・・
- 【第11話】姉からの説得。人工授精の決意
- 【第12話】仕事を正職員からパートへ。人工授精開始
- 【第13話】転院。そしてリフレッシュの為の旅行へ。
- 【第14話】喧嘩。基礎体温変化。そして待望の・・・
- 【最終話】妊活を始める人へ。自分を休ませてあげる時間を設けて。