単刀直入に「不妊検査をしてほしい」
診察室へ入って、単刀直入に「不妊検査をしてほしい」と伝えました。
その医師からは、私の年齢・避妊をしなくなってからどれくらいの時間が経っているか・検査をする為に時間が設けられるのか・費用について・ご主人は不妊治療に賛同してもらえるのか等を聞いてきました。
その当時、私は避妊を中止してから8ヶ月近く経っている旨を医師に伝えると、「問題がない人は平均半年くらいで妊娠している。通常は2年間避妊をしないで性行為を行っても妊娠しない場合は不妊症と言われるけど、全体的に妊娠の年齢が上がってきているし、病院によっては1年間で不妊症と診断するところもあります。8ヶ月以上経っているなら、一度検査をした方がいいかもしれない。」
と言われました。
甘かった不妊治療への認識
当時、不妊検査の内容も知らなかった私は、週1回通院できる時間があれば検査できると思っていましたが、
医師は「生理周期によって検査内容が異なるし、中途半端な検査では不妊症の診断はできない。
まずはご主人と職場の理解を得るように話をしてきた方がいいと思います。
不妊検査の内容にもよるけど、金額も高いから今日は何もしないよ。検査を始められる状態になったら、又来てください。
もし不妊検査・不妊治療を始めるなら、僕は力になりますから」と言いました。
診察室に入って10分も経たないうちに診察は終了し、私は不妊検査・治療には、時間とお金がたくさん必要なんだと現実を知りました。
東京都在住Kさんの不妊治療体験記 全15回
- 【第1話】 あれ、私って不妊かもしれない?
- 【第2話】 大学病院・婦人科へ相談。仕事をしながらの不妊検査
- 【第3話】不妊治療の現実を知った最初の診断。
- 【第4話】 足の骨折・アトピー喘息を患いながらの不妊治療
- 【第5話】 本格的な通院開始。まずは勉強会に参加
- 【第6話】 不妊検査の開始。私の検査の具体例は
- 【第7話】 天国から地獄へ。卵胞刺激ホルモンの数値が
- 【第8話】 医師たちの見解・もう一つの検査
- 【第9話】 旦那の精液検査の結果は・・・
- 【第10話】卵管造影検査を実施。痛みは・・・
- 【第11話】姉からの説得。人工授精の決意
- 【第12話】仕事を正職員からパートへ。人工授精開始
- 【第13話】転院。そしてリフレッシュの為の旅行へ。
- 【第14話】喧嘩。基礎体温変化。そして待望の・・・
- 【最終話】妊活を始める人へ。自分を休ませてあげる時間を設けて。