天国から地獄へ。卵胞刺激ホルモンの数値が…【体験談:第7話】
医師から「大切な話があるから、よく聞いてください」
卵胞期のホルモン数値の結果を聞く為、クリニックへ受診した所、看護師さんから「医師から大切な話があるから、よく聞いてください」と言われました。
診察室へ入ると、
「プロラクチン・黄体形成ホルモンの数値には問題ないんだけど、卵胞刺激ホルモンの数値が異様に高いんだよね…。
34歳だと、平均して7~8の数値のはずなんだけどKさんは11.6もありますね。
今すぐに閉経になるわけではないが、卵巣機能が落ちてきている可能性があるから、Kさんの場合は他の人よりも早め早めに治療を進めた方がいいと思います。」
と言われました。
最初、私は何を言われているのかわかりませんでしたが、まだ30代の折り返しにもなっていないのに、閉経の話が出たことにとても驚き、病院を出て母に泣きながら電話しました。
頭が真っ白に
それからは卵胞刺激ホルモンについて、インターネットで調べまくりました。
でも、どのサイトにも卵巣機能の指標になる事が書かれており、絶望的でした。
今まで、婦人科疾患で悩んだこともなかったのに、基礎体温表を見せれば問題ないって言われてきた私なのに、どうして??と頭が真っ白になりました。
妊娠力があがるように自分でできることを探して
でもやっぱり、家族が欲しいと思う気持ちは変わらず、妊娠力があがるように自分でできることを探しました。
一つは、適正体重を維持する事。
私は痩せ型だったので、食事の摂る量や食べる回数を増やしました。
もう一つは家ヨガを始めました。
下半身の冷えをとり血流を改善すれば、卵巣機能も少しは改善するかもしれないという考えからでした。
時間は約40分。毎日、テレビを見ながら部屋で行い、汗が出るように心がけました。
そしてもう一つは、ぬるま湯に20分つかることも始めました。
汗を出して、新陳代謝をよくしようと、忙しくても毎日努めました。
今思うと、この方法が良かったのかもしれません。
東京都在住Kさんの不妊治療体験記 全15回
- 【第1話】 あれ、私って不妊かもしれない?
- 【第2話】 大学病院・婦人科へ相談。仕事をしながらの不妊検査
- 【第3話】 不妊治療の現実を知った最初の診断。
- 【第4話】 足の骨折・アトピー喘息を患いながらの不妊治療
- 【第5話】 本格的な通院開始。まずは勉強会に参加
- 【第6話】 不妊検査の開始。私の検査の具体例は
- 【第7話】 天国から地獄へ。卵胞刺激ホルモンの数値が
- 【第8話】 医師たちの見解・もう一つの検査
- 【第9話】 旦那の精液検査の結果は・・・
- 【第10話】卵管造影検査を実施。痛みは・・・
- 【第11話】姉からの説得。人工授精の決意
- 【第12話】仕事を正職員からパートへ。人工授精開始
- 【第13話】転院。そしてリフレッシュの為の旅行へ。
- 【第14話】喧嘩。基礎体温変化。そして待望の・・・
- 【最終話】妊活を始める人へ。自分を休ませてあげる時間を設けて。