当時結婚して3年目でした。
子供が欲しいとは二人とも思っていたのですが、若く結婚してお互い仕事も持っていたこともあったので自然に妊娠するのを待とうと結婚当初から決めていました。
しかし3年経っても妊娠しないのは何か問題があるのではないかと思いはじめ、産婦人科に相談に行ってみました。簡単な検査でしたがお互いに特に身体に問題はなかったので単純にタイミングの問題ではないかという話になりました。
まだ不妊治療をするまでではないと考えて妊娠サイクルを意識するようにしました。
それでも駄目であれば本格的に不妊治療をしようとなって、まずは基礎体温を付けることから始めました。
私は生理も比較的乱れることなく来ますので大体この時期がベストだというのはわかったのでその日に合わせて性交をするようにしました。
彼も同意してくれて私が予めこのくらいの時期だと指定するとそこには予定を入れないで早く帰ってこられるようにしていました。
お互いに納得して協力して出来たので最初の内は焦りはなくむしろ夫婦で目標が出来て幸せな気持ちですらありました。
しかしやはり生理になった時は辛かったです。
今まではあまり気にしていなかったのに時間が経つにつれて生理になると暗い気持ちになって生理痛とは別の意味で彼にも当たるようになってしまっていました。
また何カ月もタイミングを合わせて性交をしていると段々と作業のようになってしまうのも残念でした。
気持ちが盛り上がっていない日でもこの日を逃してはならないと思うと無理をして性交をしました。
前戯もおざなりになってただ挿入して出すというノルマをこなすような形になってしまい段々と夫婦生活もギクシャクしてしまいました。
このままではいけないと思ってあえてその方法は止めることにしました。
あまりタイミングは意識することなくそれまで通りの性交のペースに戻したのです。
その代わりに普段の生活をもう一度見直すことにしました。
まずは食事から変えて、私は今まであまり好きではなかったので食べていなかった納豆やほうれん草、かぼちゃなどの妊娠に良いと言われる食べ物を積極的に食べるようにしました。
割と食事の習慣も乱れがちで、作るのが簡単なものしか食べないことが多かったのですが夫婦でしっかりと3食摂るようにして、多少面倒でも料理に時間をかけていろいろな食材を食べるようにしました。
彼も夜のお酒の量を減らすようになり、飲む時のおつまみもアーモンドや落花生などの妊娠に良いものに変えました。
アーモンドは私もお腹が空いた時のお菓子代わりに食べていました。
また運動も始めました。
ウォーキングが良いと言う話を聞いたので2人で休日の朝は歩くようになりました。
服装を準備して本格的に歩くのではなく、ちょっと散歩で遠出するくらいの感覚で始めたのが良かったのかこれは楽しくて特に苦もなく続けることができました。
フラフラ歩いていると新しいお店の発見があったり、綺麗な景色を見ることが出来たので2人の会話も自然に増えてコミュニケーションも増えた気がします。
平日は寝る前のストレッチも日課にしたのでそこでもコミュニケーションを取ることはできました。
お互いのストレッチの手伝いをしながらスキンシップをしているとそのまま盛り上がってということも多々ありました。
結果的にこれが良かったのようです。
生活を見直して半年で念願の妊娠がわかりました。
リラックスをして過ごしたことが功を奏したようです。
この期間の生活でお互いのコミュニケーションが増したので性交も今までとは少し変わってもっとじっくりと愛情を感じるものになっていましたがそれも良かったのではないかと思っています。
夫婦で困難とは言わないでしょうが大きな壁を乗り越えて目標を達成したことは絆をより深めることとなりました。
普段のちょっとした生活の見直しでも妊活は始めることが出来ます。
食生活や運動はその後も意識するようにしていましたので1人目を出産した後、2人目はそれほど時間がかからずに授かることができました。
あまりプレッシャーを感じすぎずに無理のない範囲の改善で自然体で過ごすことが良い結果に繋がると思います。