夫に桃を食べさせると、妊娠の確率が上がる?【子宝ジンクス】
生の桃でも、缶詰の桃でも、もしくは桃のジュース等でもOK
子宝を授かるジンクスとして、夫に桃を食べさせると妊娠しやすくなるというものがあります。
これは、生の桃でも、缶詰の桃でも、もしくは桃のジュース等でも構わないとのことです。
まず、桃はバラ科桃属の落葉小高木であり、その果実のことを指すときもあります。
桃は中国原産であり、春に五弁または多重弁の花を咲かせ、夏には球体で水分が多く甘い果実を実らせます。
世界中で食用・鑑賞用として栽培されている桃ですが、未成熟な桃の果実や種子にはアミグダリンという青酸配糖体が含まれているので注意が必要です。
桃の実は7~8月に実り、球体で縦に割れているのが特徴です。
その果実は赤みがかった白色の薄い皮に包まれており、水分、カリウム、糖分などを多く含んでいます。
その豊富な糖分、水分が含まれていることにより、桃は栽培中に病害虫に侵されやすい果物でもあります。
そのため、桃は1つ1つの実に袋をかけて保護しながら栽培しないといけないという、手間のかかる作物です。
また、桃は収穫後にすぐに柔らかくなってしまい、傷みやすくもあるため、その賞味期間も短くなっています。
桃を食べると子宝に恵まれるというのが中国の伝統的な考え方としてある
このような桃に子宝を授かるジンクスがある理由として、桃を食べると子宝に恵まれるというのが中国の伝統的な考え方としてあるということが挙げられます。
この考え方は女性だけではなく、男性にも使えるといわれており、これが夫に桃を食べさせるというジンクスにもつながったのだろうと考えられます。
桃は中国において、古くから神聖な食べ物として扱われてきており、特に仙桃と呼ばれる桃は3000年に一度しか実をつけないとされています。
この仙桃は、あの孫悟空も食べたといわれており、特に不老長寿の象徴として根付いているようです。
日本においても、昔話の「桃太郎」は桃から生まれたわけではなく、おじいさんとおばあさんが桃を食べて若返ったことで桃太郎を授かったという説もあります。
このように日本でも、桃は古くから妊娠を促す食べ物として重宝されてきました。
実際、桃にはクマリンやビタミンEといった抗酸化物質が含まれています。
この抗酸化物質によって体内の酸化を防ぎ、老化予防の効果が期待できます。
また、桃には薬効成分といわれるアントシアニン系色素(クリサンテミン)、ケンフェノール、カテキンなどのポリフェノール類も含まれています。
この中でも、特にクリサンテミンは内臓や肌の老化予防に強力な効果を発揮するといわれています。
このクリサンテミンが、前述のクマリンやビタミンEなどの抗酸化物質類との相乗効果を生み、身体の内側だけでなく、肌などの外見についても老化予防の効果が期待できます。
また、クマリンやビタミンEなどには、血液循環をサポートしてくれるといった働きもあります。
血行が良くなれば、肌のくすみやクマの改善にもつながり、しっかりと酸素や栄養が全身に行き渡ります。
これにより肌の新陳代謝が高まり、ターンオーバーを整えることにもつながります。
桃が前述のように、若返りや不老長寿の食べ物とされてきたのは、このような栄養効果によるものだったのではないでしょうか。
桃の旬は7~9月頃にかけてですので、それ以外の季節では桃の缶詰などを夫に食べさせてみるようにしましょう。