足の骨折・アトピー喘息を患いながらの不妊治療【体験談:第4話】
花粉症が悪化してしまいアレルギー喘息まで発症
34歳の春を迎えました。
春先は毎年、花粉症に悩まされます。その年は運悪く、花粉症が悪化してしまいアレルギー喘息まで発症してしまい息を吸うと咳がでたり咳込んだりの繰り返しの毎日でした。
呼吸器科へ受診すると、アドエア(ステロイド含有の喘息吸入薬)が処方され、毎日吸入して気管の炎症を早く抑えるように言われました。
立て続けに起こる体調不良
その3週間後、棚に置いておいたキーピング(アイロン用のり剤)が左の薬指に落ちてきて激痛が走りました。
痛みがひどかった為、整形外科を受診したところ薬指の第一関節が綺麗に折れていて、私は体調不良が続くことにすごく落ち込みました。
以前、雑誌で「母体の体調が万全でないと、元気な子は授からない」と読んだことがあります。
年齢も1歳年をとり、以前にも増して焦りがある中、薬の使用や体調の改善がみられないことに、更に不安と苛立ちがありました。
職場から通える不妊治療専門のクリニックを探し始めるも・・・
その頃、不妊治療に莫大なお金がかかることを知って簡単に仕事はやめられないと考え、大学病院の通院は諦め、職場から通える不妊治療専門のクリニックを探し始めました。
しかし、初診は平日限定な所が多かったり、予約でいっぱいだったり、ネットでの口コミが良くなかったりと、通院先を決めるまで結構な時間がかかりました。
でも今思い返すと、骨折・喘息を患っていた時間は頑張っても妊娠は不可能だなと言う諦めからか、子作りのプレッシャーを感じない唯一の時間だったかもしれません。
東京都在住Kさんの不妊治療体験記 全15回
- 【第1話】 あれ、私って不妊かもしれない?
- 【第2話】 大学病院・婦人科へ相談。仕事をしながらの不妊検査
- 【第3話】 不妊治療の現実を知った最初の診断。
- 【第4話】 足の骨折・アトピー喘息を患いながらの不妊治療
- 【第5話】 本格的な通院開始。まずは勉強会に参加
- 【第6話】 不妊検査の開始。私の検査の具体例は
- 【第7話】 天国から地獄へ。卵胞刺激ホルモンの数値が
- 【第8話】 医師たちの見解・もう一つの検査
- 【第9話】 旦那の精液検査の結果は・・・
- 【第10話】卵管造影検査を実施。痛みは・・・
- 【第11話】姉からの説得。人工授精の決意
- 【第12話】仕事を正職員からパートへ。人工授精開始
- 【第13話】転院。そしてリフレッシュの為の旅行へ。
- 【第14話】喧嘩。基礎体温変化。そして待望の・・・
- 【最終話】妊活を始める人へ。自分を休ませてあげる時間を設けて。