妊娠発覚も、切迫流産。これからも不妊治療は継続します。【不妊治療体験ブログ】
卵巣嚢腫?子宮内膜症?
銀座1丁目のクリニックの初診で、生理中の基礎体温が急に高くなり、すぐ下がっていることを疑問に感じた先生から、「もしかしたら子宮内部かその周辺で内出血を起こしているかもしれない」と言われ、MRI検査を行うことになりました。
結果、場所は正確に覚えていませんが、卵巣の裏側あたりが腫れていて、中に生理中の血が溜まっていることが判りました。
「断定は難しいが、これが不妊と生理中の激痛の原因かもしれない」、とのことでした。
早急に入院手続き開始
すぐに都内の主な大学病院へ連絡し、検査と手術をお願いしたのですが、どこも病棟がいっぱいで、手術・入院まで半年以上かかると断られました。
それでも藁をもつかむ思いで、空いている病院を探し続けたところ、お茶の水にある杏雲堂病院が唯一受け入れてくれました。
杏雲堂には産婦人科はなく、婦人科で対応してくれることになり、検査の結果、腹腔鏡による摘出手術を行うことになりました。
この時の入院手術代は15万円ほどでした。
手術後にやっと人工授精開始・・・すると!
術後、傷口が落ち着くまで3ヶ月ほど不妊治療を中止することになり、3ヶ月目に、再び銀座1丁目のクリニックで、初めて人口受精を行いました。
前回の件がありましたから、1回目で妊娠するとは思っていませんでしたので、次の生理予定日が近づいてきたある夜、近所のイタリアンで、お預けにしていた無事退院の祝杯をあげました。
帰宅した後で、妻が私にこういいました。「明日、会社の健康診断でレントゲンがあるけど、受けない方がいいかなあ」、と。
もしかしたら、の場合、X線はよくありませんから、今回は断るよう妻に話し、明日妊娠検査薬を買って帰る約束をしました。
がしかし・・・残念な結果に
翌日、妻がトイレから出てきて、最初にしたことは、私に向かって、快心の笑顔とVサインでした。
妊娠が確定して、駿河台にある浜田病院に通い始め、喜んでいたのも束の間、妻は強度の切迫流産になってしまい、1ヶ月の入院と絶対安静を強いられてしまいました。
この時、私が思ったことは、子供が産まれるってことは、ほとんど奇跡なんだ、という事実でした。
まだまだ、私たち夫婦の不妊治療は続いていきます。
一度人工受精にて妊娠まではいったのですが、年齢の事もあり今後は体外受精を中心に治療を進めていこうと思います。
一番辛いのは妻ですので、しっかりと支えていこうと思います。
東京都在住
K・Mさん
- 第1回「妻の不妊治療に付き添い・・・」
- 第2回「不妊原因不明のまま、・・・」
- 第3回「妊娠発覚も・・・」