41歳での初産について。現在治療中の方へ。【体験談】
【最終話】40歳で1年半の不妊治療の末、初めて妊娠することが出来ました。
出産は私の誕生日の翌月の5月で、私の出産は41歳となりました。
世の中には、高齢出産をする女性が増えているととはいえ、それは都心部のことであり、都心から離れた郊外や田舎は違うような気がします。
実際に、私が住む場所は名古屋から車で1時間ほどのところなのですが、いまだ、40歳以上での初産の人には会ったことがありません。
一番近くて38歳でした。
40歳で5回目の体外受精を夏に行ったとき、妊娠判定をもらうことが出来ました。
そこで一番心配したのが、赤ちゃん無事に産まれてきてくれるのかということと、私の体力でした。
高齢出産は、母体にも胎児にも若い人の妊娠よりも、リスクがあると知っていましたから、出産時に赤ちゃんに何かあったときにすぐに対応してもらえるよう、総合病院でのお産を希望していました。
しかし、不妊治療センターの先生から紹介状を書いてもらうとき、きっぱりと断られたのです。
母親と胎児に全く問題がないのなら、高齢は関係なく普通の産婦人科で十分お産が出来るとのこと。
もし、万が一妊娠中に問題が生じたときは、設備の整った総合病院に行かなければいけないが、現時点では、あなたは行く必要がないと。
その時、私の妊娠は「今のところ、問題がない」と太鼓判を押されたようで、嬉しかったです。
若くても、子宮内膜症や問題がある人は、妊娠初期から、総合病院に通院しなければいけません。
ですから、高齢だからといって、さほど心配することはないのです。
もともと私は、昔から子供が好きで、いつか子供を持った人生を送るんだろうと、普通に考えていました。
まさか自分が不妊治療で悩むとは、全く考えていなかったからです。
よくTVの特集や雑誌で、不妊治療の辛さ、体外受精のことなどは、多額の費用がかかるということくらいの知識しかありませんでした。
しかし、実際、不妊治療を始めてみると、想像以上に辛いものでした。
よく不妊仲間と冗談で話していたことは、「お金を積んで、子供が出来るならいくらでも積む」と。
40歳までにママになりたかった私は、39歳の夏に2回目の体外受精に挑戦しますが、結果は陰性。
この時は、声を上げて泣きました。私は30代では出産が出来ない。
そうわかった日は、何とも言えない絶望感に落されました。
そして思いっきり泣いた後、40歳でも構わない。絶対にママになるんだと、また不妊治療を再開したのです。
年齢はどうやっても変えることはできません。
でも、身体は変えることが出来る。
いつかママになったら、子供の相手をするのに、体力がなくてはやっていけません。
育児は体力勝負なのです。
妊娠できる身体づくりのためにも、ママになって子供と思いっきり遊ぶためにも、今からしっかりと体力づくりに励もうと決意しました。
今、40歳以上で不妊治療を続けているあなた。
辛い気持ちはよくわかります。
不妊治療が「出口の見えないトンネル」と言われることを、身にしみて感じているのではないでしょうか?
不妊治療は辛いです。身体的にも精神的にも、これほど辛いものがあるでしょうか?このまま不妊治療を続けていくのも、やめるのも自分自身で決めることが出来ます。
私は体外受精4回目の採卵で、思ったように卵子が取れなかったとき、自分は妊娠が出来ないのではないかと、不安に思いました。
しかし、諦めませんでした。必ず自分の子どもこの手に抱くんだと。
人生、子供が全てではないという人もいます。
子供を持たない選択をする人もいます。あなたはどうなのでしょうか?決めるのは全て自分です。
辛い不妊治療ですが、ストレスを抱えながらでは、なかなかトンネルから出ることはできません。
できない期間は、人生を思いっきり楽しんで、ストレスを吹っ飛ばしてしまいましょう。
そして、新な気持ちで不妊治療を再開した時に、良い結果に恵まれるかもしれませんよ。
Wさんの不妊治療&高齢出産体験記
38歳で結婚。1年半の不妊治療(タイミング法、人工授精、体外受精×5回)を経て妊娠成功。
そして41歳という高齢出産&初産を無事に乗り越えたWさんの体験談です。100%修正無で公開しています。
みなさんの妊活の参考にしてくださいね。