不妊治療をはじめるきっかけと、病院選びの重要性。【体験談ブログ】
妊活は、踏み出す一歩がまず大変ですよね。
私は、1人目の子供を生んでから、仕事に復帰して、3年たったころにもう一人を考え始めました。
2,3ヶ月たった頃、なかなかできないな~とふと思っていました。
ところが、1年たってもできないのです。
どうしてできないのかなとようやく悩むようになってきました。
ちょっと頑張ろうと、自分なりにできることを始めました。
そんな時、職場の同僚の少し年下の後輩が、私も子供がなかなかできないんです、と悩みを打ち明けてきました。
そっか、子供ができなくて悩んでいるのは、私だけじゃないんだなと少し心強くなりました。
心のどこかで、彼女は初めてだけど、私は2人目だから、妊娠できる体だということがわかっている分、私の方がはやく子供ができると思い込んでいました。
ちょっと頑張ろうと、自分なりにできることを始めました。
まず、基礎体温を付けること。
それから生理の日程を記録すること。
ケータイのアプリを利用して、毎日続けることにしました。
生理の日程から、おおよその排卵日が予測できるようになりましたが、基礎体温がいまいち安定しません。
そんなある日のこと、後輩が私に、実は3ヶ月前から不妊治療に通うことにしたよと打ち明けられました。
私はちょっと、やられたー!!と思ってしまいました。
不妊治療って少しこわいイメージがあるし、不安だしと、踏み出せないでいた私は、後輩の彼女に一歩先をこされたのです。
こんなのは、どっちが早いとか、はりあうことでもないけれど、同じ悩みをもつ仲間同士、なんとなく一緒に頑張るつもりだったので、先をこされた感じがしたのです。
不妊治療に興味があったけれど、なんとなくあまり聞けなかったので、そのままでした。
そしてさらに2ヶ月後、後輩は妊娠したことを上司に報告したあと、こっそり私に打ち明けてくれました。
「「おなかに、赤ちゃん来ましたよ。」と嬉しそうにおなかをなでながら言っていました。
よかったねという気持ちと、ちょっと悔しい気持ちが混ざりました。
それを聞いて、私も不妊治療に通うと心を決めました。
なかふみだせなかった一歩を踏み出したきっかけがこれです。
不妊治療を行なっている産婦人科の病院で、不妊治療がしたいと相談したところ、最初の診察で、なんと、今日明日に排卵するよと言われました。
そして、言われるがままに、排卵させる注射をうって帰ることになりました。
予想していた不妊治療とちがったので、ちょっとびっくりしました。
普通なら、じっくり相談して治療方法とかを聞きながら、どんな方法で進めていくのか決めてからの治療開始だと思いましたが、急すぎて驚きました。
結局、このときの排卵ではうまく受精ができませんでした。
そして、この病院に通うことになり、不妊治療はすごくつらいけど、頑張れるかと念押されました。
そして3日に1回の通院が必要で、仕事をやめてでも子供が欲しいと言って通っている人がいる位だと説明されました。
とりあえず、仕事は年休でなんとかしつつ、頑張るつもりでした。
ところが、3日に1回、つまり2日おきに時間単位の有給をとるのが、けっこう大変でした。
仕事のみんなに何といえばいいのか、上司に何といえばいいのか、不妊治療をしていることを隠していましたので、苦しくなりました。
そして、この病院の先生が1人のため、お産がはいったりすると、通院の診察がストップするアナウンスが流れ、診察が終わるまでに毎回3時間くらいかかってしまうのです。
ひどい日は、先生と話をすることもなく、看護師に注射をしてもらって帰るだけの日も多かったです。
そして、一番つらかったのは、2日おきにホルモンバランスを整えるための注射です
注射のあとは、1日中腕が重くなり、生活するのに不便でした。また、朝晩、膣に挿入する薬もとても私にはしんどかったです。溶けた薬がどろっとでてくるので、生理以外の期間なのに常にナプキンをつけていなくてはいけません。
薬の挿入も何度やっても怖くて怖くて嫌でした。結局自分が不妊治療に疲れてしまい、また、2日に1回2千円から3千円の出費も痛かったので、2ヶ月も続かないまま不妊治療をやめてしまったのです。
それからしばらくたって、この不妊治療の話を後輩に話したら、驚いていました。
その病院、とっても怖いねと。ええっ、後輩が通っていた不妊治療はちがうの!?と思って詳しく聞いてみました。
通うのは週に1回で2、3千円程度かかること、それから、まずは1ヶ月通してのホルモンを調べるための血液検査、それから、卵管が通っているかのチェック、そして精子が卵管に入っていっているのかのチェック、それらがクリアーしてからタイミング法から始めるんだよと言っていました。
それでしばらく様子みて、薬を使うこともあるらしいです。
私はその話をきいてショックを受けました。
そしてしばらくして、私は、後輩と同じ病院に再度不妊治療で通うことに決めました。
後輩の言っていたとおり、手順をふんで、ゆっくりと自分にあわせた形で不妊治療を行なうことができました。
週に1回なら、金銭的にも精神的にも継続しやすかったです。
そして、なんと、卵管のチェック後、すぐに赤ちゃんが私のおなかにもやってきました。
私の場合、ホルモンバランスが崩れていたのと、卵管が少し通りずらくなっていたかもしれないと先生から説明されました。
今思えば、前の病院は、不妊治療自体が自分の負担になってストレスだったのかもしれません。それでは子供ができるわけないよな・・・と今でも思います。
不妊治療をするなら、病院の評判や下調べ等も大切だなと実感しました。