私は治療に関してはあまり周りの人達に口外していません。
理由としては「不妊治療」に対して様々な偏見と閉鎖的な考え方の人が周りに多い為、治療をしている事を話すと差別的な目で見られてしまうからです。
酷い時は後ろ指を指されたり、子供の前で言われたりする事もあります。
仕方ないとは思います。不妊治療は必要な人しか受けませんし、普通に生活していればかかることは少ないことですので。
自分が分からないことに対して相手を傷つけていい事にはなりませんし、そういう偏見の目で見てはいけないと思いますが実際世間の目は厳しいです。
自分を守る一番の方法は誰にも治療していたことを話さない事だと思います。
何か言われた時に自分で言い返せる強さを持つことも必要なんですが大抵は出来ません。
悲しい思いをして家で思い出して涙を流してしまう事の方が多いです。
もしそういう事に自分が直面したら、自分を守ることをして欲しいと思います。
話すのは本当に分かってくれる人だけ。
両親や主人、あとは信頼できる人や相談に乗ってくれる人。
その方が治療を進めていくにあたって気持ちが楽です。
また話そうと思うときには、ある程度相手が治療に対してどのように思っているか知る事も必要だと思います。
芸能人でも治療を公にしている方がいますが、批判する人と同調する人。両方います。
その話題をそれとなくしてみて、おかしいと思う答えが返ってこなければこの話題は大丈夫なんだと思っています。
また、自分だけでなく無事に治療で妊娠・出産した後もついて回るので注意が必要です。
治療して生まれた子供。と今度は子供達にその偏見が向けられてしまいます。
子供達を傷つけないよう、そして偏見から守る事もしないといけません。
私は子供達には治療の事はこの先も話すつもりはありません。
子供達の周りにはそういう事を言う人はいないので私が黙っていれば今のところ大丈夫なのです。
悪い事をしているわけではないのにこういう事に気を遣わないければいけないのは疲れますが、まだまだ世間の目が冷たい理解が少ないという事だと思います。
Gさんの不妊治療体験ブログ【全9回】
- 第1話 :「私が通院を決めた時期・理由。」
- 第2話 :「私の病院の選び方。失敗しない選び方とは?」
- 第3話 :「治療病院の転院。大事なセカンドオピニオン。」
- 第4話 :「私の通院中の検査・費用・治療の流れ・治療内容。」
- 第5話 :「ステップアップしていった流れ。」
- 第6話 :「大事な不妊治療中の気持ちの持っていき方。」
- 第7話 :「偏見と閉鎖的な考え方・意見への対処。」
- 第8話 :「とっても重要。市町村の補助・申請・補助金額。」
- 最終話:「妊娠してからの病院の選び方。意外に大事。」