私の通院中の検査・費用・治療の流れ・治療内容【体験ブログ:第4話】
多種多様な不妊検査をして原因追及の日々
まずは私の検査から始めました。
血液検査・内診・問診・尿検査・通水検査です。血液検査ではホルモン値を測るために必要で、生理前・生理後共に2回しました。
内診は子宮内の状態を調べる為に生理前と生理中、そして生理後に先生に診ていただきます。
主に子宮内膜の厚さやポリープがないかを調べる目的でした。
そして内診後の問診では、生理中の出血量の多さやどれくらいの日数で終了するかや痛みやめまいがないかなどの症状の確認です。
尿検査ではタンパクや糖が出ていないかを調べる為の検査で、通水検査は子宮から卵巣へ続く卵管が両方詰まっていないか生理食塩水を流して調べます。
人によっては激痛が伴う方もいて、閉塞していなければ痛みもなくすぐに終わる検査でした。
全ての検査の結果、私の状態はホルモン値が安定していないようで「高プロラクチン血症」でした。妊娠するには排卵が絶対条件なんですが、その排卵が自然に起こりにくい障害です。
旦那のフーナーテストの結果は・・・
次に主人の検査です。男性の場合は精子の検査になります。
通院する前に自分で精子を出してもらい、それを胸に挟んで体温で温度を保って病院へ持参しました。
主人の検査の結果は「精子減少症」と「精子運動率低下」でした。
検査の費用は上記の一連の流れで女性は大体1万円、男性で5千円ほどです。
治療の流れとしては段階を踏んでいきます。
初めは夫婦間同士のタイミング指導から入りました。
妊娠する排卵日に合わせて夫婦生活の日を先生から指導されます。
その日に夫婦生活を取って翌日に受診して精子がきちんと子宮に届いているか確認してもらいます。
何度かタイミングを繰り返しても妊娠しなかったので人工授精に進みました。
主人に精子を自宅で採取してもらい、病院へ通院の際に持参します。
ベッドに横になってその精子を注射器の様なもので子宮に直接入れてもらう治療です。
これも2回ほど行いましたが、結果が出せず途中で精子数減少症が発覚したので顕微授精の治療にステップアップすることになりました。
タイミング法の費用は1回大体3千円前後でした。
人工授精は1回1万円くらいです。
私達カップルの治療内容は・・・
私の場合の治療内容ですが、主人の原因もあったので一番高度な顕微授精の治療に入ることになりました。
流れとしては、私の側からになります。
採卵までに、点鼻薬・ホルモン注射・飲み薬の服用・ホルモンテープを腹部に貼付します。
採卵予定日までのスケジュールを病院から渡されるのでそれに従って通院や服薬をしていきます。
採卵までは3週間ほどで、全てを間違わずに忘れずに行うように指導を受けました。
主人は採卵の当時に通院に同行してもらい別室で精子を採取してもらいます。
採卵日は私も終了後2時間ほど休息を取ってから主人と帰宅しました。
次に病院の培養士さんに卵子に主人の精子を入れてもらい受精させてから分割させます。
胚盤胞となるまで培養してもらいその後凍結してもらいます。
採卵後は子宮も負担が大きくてすぐに受精卵を戻せる状態になるとは限らないので、1ヶ月ほど様子を見てから移植の準備に入りました。
子宮の内膜の状態を内診で確認して厚さが移植できるまでに達したら移植を行います。
時間は数分です。
移植後は普通に生活できますし安静も必要ありませんでした。
体外受精・顕微授精の費用は、採卵は卵子6個以上で12万円、培養で2万円、精子の洗浄1万円、受精が6個以上で10万円でした。
その他に凍結保存代が年間3万円、移植費用が10万円かかりました。
Gさんの不妊治療体験ブログ【全9回】
- 第1話 :「私が通院を決めた時期・理由。」
- 第2話 :「私の病院の選び方。失敗しない選び方とは?」
- 第3話 :「治療病院の転院。大事なセカンドオピニオン。」
- 第4話 :「私の通院中の検査・費用・治療の流れ・治療内容。」
- 第5話 :「ステップアップしていった流れ。」
- 第6話 :「大事な不妊治療中の気持ちの持っていき方。」
- 第7話 :「偏見と閉鎖的な考え方・意見への対処。」
- 第8話 :「とっても重要。市町村の補助・申請・補助金額。」
- 最終話:「妊娠してからの病院の選び方。意外に大事。」