子宮卵管造影検査での失神するほどの痛み。【体験ブログ】
わたしは2歳年上の旦那さんと結婚して1年半になる34歳の主婦です。
自分が3姉妹で育ったこともあり子供は3人産む!と結婚前から決めていました。
年齢のことも考えて、入籍早々から妊活を開始したのですが…未だに妊娠検査薬の陽性判定を見た事がありません。
1年程、自己流で排卵日を狙ってタイミングを取りました。
排卵日をできるだけ特定できるように基礎体温を計ったり、排卵検査薬をつかったり、自分なりにいろいろと調べて
試行錯誤しましたが、結果は毎月毎月陰性。生理が予定日通りにぴったりときます。
世界保健機構によると、不妊とは避妊をしていないのに12ヶ月以上にわたって妊娠に至れない状態と定義されているそうで、
わたし達も当てはまってしまったのです。そのため、不妊専門のクリニックを受診することにしました。
不妊専門のクリニックでは最初にたくさんの検査を受けました。
血液検査でホルモン値を計ったり、エコーでの診察、旦那さんの精液検査など…たくさんの検査を2~3ヶ月かけて行います。
というのも、検査のできる日にちが限られているものも多く、一気には検査できないからです。
例えば、ホルモン値を計る血液検査は生理中、排卵期、排卵後など生理周期に合わせて数回行いますし、エコーでの診察も生理中、排卵期、排卵後などこちらも生理周期によって行うのです。
生理周期は25日~40日程度で人によって違いがあり、初期の検査だけでもなかなか進まないのが現状でした。
そんな検査の中のひとつに子宮卵管造影検査というものがありました。
卵管とは卵巣から飛び出た卵子を取り込み、子宮まで運ぶ通路のような器官です。
この中で卵子は精子と出会い受精するのです。
卵管は左右に1本づつあり、とても細長い形をしているため、管の中が癒着してとじていたり、もともと狭い管がさらに狭くなって詰まってしまったりすると、卵子が卵管の中を通れず精子と出会えなくなり、妊娠できないのです。
不妊症の女性の約3割はこの卵管に起因した不妊原因をもっていると言われています。
子宮卵管造影検査は卵管が癒着したり、狭くなったりしていないかを見るために卵管に造影剤を流しいれてレントゲンで撮影をするという検査です。
わたしはこの検査を受けた時…失神するほどの痛みを味わいました。
左右ともに卵管が完全に癒着して詰まっていたために、生理痛のひどいのと下痢が同時にきたような、ひどい痛みでした。
子宮口から造影剤を流しいれる際に、詰まりがあるとなかなか造影剤が流れていかないために先生が圧をかけて流しいれようとします。
それが痛みの原因と言われています。
もちろん痛みの感じ方には個人差がありますし、詰まりのない方はほとんどの方が無痛とおっしゃいます。
痛みに耐えてがんばって検査したおかげで妊活を開始して1年3ヶ月にしてやっと不妊の原因がわかったのです。
両卵管が完全に詰まっている状態では妊娠できるはずがなかったのです。
卵管性不妊の治療方法は2つあります。
ひとつは詰まった卵管を通すFTカテーテルという手術を行い卵管を通して自然妊娠に挑戦する方法。
もうひとつは体外受精といって、卵子と精子を体外で受精させて子宮に直接戻す方法です。
この方法ですと、卵管を通らずに卵子と精子が受精し、子宮へ届くことができるので卵管性不妊の方にもとても有効な治療です。
わたしは確立がより高い体外受精を選択し、治療に挑戦しています。