第5回「私は高度な治療でしか妊娠は出来ませんでした」

顕微鏡受精と言うと、一体どのようなものか、不妊治療をしていない人には今一つピンとこないのではないでしょうか。
実は、私もその1人であり、不妊治療を行う前は、不妊治療がどのようなものか、どんな治療をするのかすら分かりませんでした。

そんな私が、タイミングと人工授精と段階を経て、高度治療の顕微鏡受精を行うことにしたのは、頑固な子宮腺筋症に掛かっていたことも関係しています。

子宮腺筋症は、不妊の原因のひとつであり、子宮の筋層部分で内膜組織が散らばって出来てしまい、生理時に子宮筋層で内出血が起こり、子宮が肥大化して、受精卵の着床が出来なくなるものです。
進行すれば、子宮の筋層が硬くなりますので、いくら体外受精などを行なっても、受精卵が着床することが難しくなります。

そのため、まずは腺筋症の治療が先決となります。

私の場合には、開腹手術にて、線筋症の部分を切除しましたが、かなり肥大しており、通常の妊娠は難しい状態だったようです。
手術の後、子宮の状態が良くなるまで、約半年ほど待ってから、受精卵の移植を行ないました。

採卵までの費用だけでも15万程度

私が行なったのは、顕微鏡受精と言う方法であり、この顕微鏡受精では、最初に、卵子を成長させるスプレキュアと言う点鼻薬を注入して、ある程度卵子を大きく、多く成長させます。
その後、hCGと呼ばれる排卵誘発剤を注射して、排卵を促進します。

排卵が促された後は、超音波で子宮を観察しながら、部分麻酔にて、子宮の中から卵子を取り出し、あらかじめ採取してあった夫の精子を卵子に注入して、受精卵を作り、シャーレで培養液につけて育てます。

この時、採取出来る卵子の数は、人によって違いはありますが、大体5個から10個程度が多いようです。
病院によって違いはありますが、この採卵までの費用だけでも15万程度掛かり、さらに精子と受精させる際には、再び10万ほど掛かってしまいました。

一回目は失敗、そして2回目の移植にチャレンジ

採卵時、私は合計で5個卵子を採取し、夫の精子を注入して、5個の受精卵を作ることが出来ました。

初めて移植を行なった際には、受精卵を培養させ、胚状態にして、それを採卵直後の子宮に戻しましたが、これは残念ながら妊娠には至りませんでした。
その後、残りの受精卵も同じく培養してもらい、冷凍保存で残しました。

冷凍保存費用は、卵子の数によっても変動しますが、私の場合には、1年預かりで、約2万ほどでした。

そして、ある程度期間を開けて、身体の回復を待ってから、2回目の移植にチャレンジしました。
その際には、冷凍胚は2個戻しをしてもらい、なんとか受精卵は着床し、妊娠はしたものの、結局は胎児が育たず、初期流産で終わりました。

医師の予想に反して妊娠!

そして1年後、ほとんど諦めかけた3回目の移植では、残りの冷凍胚を2個共に戻しましたが、どちらともあまり状態の良くないものであり、形も悪く、フラグメントと呼ばれる、壊れた細胞のゴミも付着しており、おそらく妊娠には至らないだろうと医師にも言われていました。

けれど、この冷凍胚が2個とも子宮に着床、その後は成長して、無事に妊娠、出産することが出来ました。

子供は男女で、現在では生後9ヶ月になります。
顕微鏡受精治療では、採卵から移植、冷凍保存、再び移植と繰り返し、いろんな費用を含めると、合計で約100万ほどかかりました

これでもかなり安いほうだそうで、不妊治療で有名なクリニックだと、採卵から移植までで、1回につき100万ほど掛かるのだそうです。
また、私の場合では、高度な治療でしか妊娠は出来ませんでしたので、顕微鏡受精を選んで、本当によかったと思っています

【全7話】Cさんの不妊治療体験記 

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