結婚と同時に不妊治療、そして転院からの手術。【体験談:第1回】
Cさんの不妊治療体験ブログ全7回
再婚、子宮腺筋症、手術、そしてタイミング法、人工授精、顕微受精・・・という不妊治療を経て、39歳の時に帝王切開にて双子を出産されたCさんの体験ブログ全7回です。
不妊治療としてはかなり大掛かりに長期間治療を続けられたCさんの体験記ですので、必ず何かしらの発見がある事でしょう。
ほぼ100%Cさんから頂いた原文そのままで掲載していきます。
第一回「結婚と同時に不妊治療を始めました。」
最近では、結婚が遅くなり、高齢で結婚するカップルも増えているようです。
私もそのうちの1人であり、30代のギリギリ前半で結婚しました。
以前、私は結婚していたことがあり、バツイチだったため、今度は失敗出来ないと考えていました。
そのため、自立のことを考え、医療系の専門学校に通いながら、ヘルパーの仕事をしていた時に、現在の夫と知り合い、卒業を待って入籍しました。
自己流の妊活は全く妊娠には至りませんでした
このようなことから、お互い結婚した時には、結婚式を挙げるよりも、すぐに子供を期待され、結婚と同時に不妊治療を始めることになりました。
しかし、最初はタイミングを取ったり、生理周期などを調べた上で、排卵検査薬などを使用して、夫婦生活を送ってもみましたが、自己流の妊活は全く妊娠には至りませんでした。
このことから、妊娠に良いとされるタンポポ茶なども愛用し、常にお腹を冷やさないように腹巻をして、その中にカイロを入れ、子宮を温めたり、マカや亜鉛、鉄などのサプリメントも飲むように心がけました。
クリニックへの通院、人工授精、そして転院
また、地元の婦人科のクリニックに、不妊治療に通うようになりましたが、妊娠は出来ませんでした。
そのクリニックでは、不妊治療は人工授精とタイミング療法しか行っておらず、本当ならば、不妊治療の専門病院に通院するべきでしたが、近場に通いたいと言う気持ちと、そのうち妊娠出来るだろうと言う安易な考えから、そこでずるずると2年近く、高度治療にステップアップもせず、タイミング療法で約1年、人工授精で約1年ほどを費やしてしまいました。
その後、人工授精を3回しても妊娠しないため、結局は、他の病院に変わることにしました。
子宮腺筋症の発覚、そして手術
転院した、不妊治療専門のクリニックでは、最初に超音波で子宮を確認し、医師からは、子宮腺筋症の疑いがあると言われました。
私自身は、普通の妊娠しやすい身体だと思っていたので、この診断には驚きました。
それに、子宮腺筋症と言う疾患も、この時初めて知りました。
転院したクリニックでは、妊娠を望むのなら、まず、子宮腺筋症を治療することを薦められました。
そのクリニックでは、子宮腺筋症の治療の他にも、体外受精なども行っていたのですが、費用が高いことから、通院しようか迷いました。
結局、ネットなどで費用が安いところを調べ、不妊治療を行っている市民病院に転院して、さらにきちんと調べてもらうことにしました。
その後の検査の結果では、夫の精子の動きや数も悪く、自然妊娠が難しいことなどから、高度治療である顕微鏡受精にステップアップをしました。
甘い考えが妊娠を遅らせた
このように、段階を踏んで、不妊の高度治療を行うことで、昨年、なんとか出産までたどり着けたわけですが、子供は結婚すると自然に出来るものと言った考えがあったため、不妊治療をする時期が遅れてしまいました。
私は自然で妊娠するのが難しいほどの、かなり酷い子宮腺筋症だったため、開腹手術で患部を取り除き、受精卵が着床しやすいように、子宮を綺麗にしてもらうことで、やっと妊娠可能な身体になることが出来たようです。
これらのことから、高度な治療が必要かどうかは、不妊治療の専門病院で詳しく検査してみないとなかなか分からないものです。
そのため、子供が早く欲しい場合には、専門的な不妊治療を行っている病院に掛かる方が良いかも知れません。
【全7話】Cさんの不妊治療体験記
- 【第1回】「結婚と同時に不妊治療、そして転院からの手術。」
- 【第2回】「人工授精3回、いずれも失敗。」
- 【第3回】「子宮腺筋症での開腹手術。」
- 【第4回】「冷凍受精卵移植。2回目で奇跡的に妊娠。」
- 【第5回】「顕微鏡受精の費用、流れ。私の場合は…」
- 【第6回】「私が不妊治療中に辛かったことは」li>
- 【最終回】「現在不妊治療中の方へ。私が妊娠に至るまでにしたコト。」