私は原因不明の不妊。3年間の治療の流れは・・・【体験ブログ:第2話】
2か所の病院で不妊検査するも結果がバラバラ・・・
不妊治療をしている人の中には、不妊検査をしても原因が判明しないという方が沢山います。
私もその1人で、不妊検査の結果は特に異状なし、原因不明でした。女性側の不妊原因としては、排卵障害(10%)、卵管障害(30%)、着床障害(数%)、頚管障害(数%)と言われています。
私のような原因不明の場合は10%~20%の方が当てはまるそうです。
私は、3年間不妊治療を行いましたが、2か所の病院で不妊検査、不妊治療を行いましたが少し検査の仕方、検査内容、結果に差が出ていたように感じました。
排卵誘発剤を利用したタイミング法から
1か所目の病院で行った検査は、ホルモン検査、子宮卵管造影検査、クラミジア抗原・抗体検査で、検査結果も渡されず、口頭で伝えられ、まだ若いからすぐに妊娠できるでしょうと言われただけでした。
治療法としては、まず排卵誘発剤を利用したタイミング法からはじめていきました。
生理がはじまったら病院に行き、誘発剤を5日ほど飲んだ後、超音波検査で卵胞発育を確認してもらう方法です。
タイミング法から人工授精、体外受精へステップアップ
このタイミング法を半年続けましたが妊娠はせず、人工授精を行うことになりました。
人工授精は、精子を濃縮したものを専用の器具を使用し子宮に注入する方法です。
精子の状態が悪い時や排卵誘発剤で頚管粘液が減少する場合、原因不明の場合につかう治療方法です。
人工授精は4回チャレンジしましたが、そのうち2回は精子の状態が悪く中止に、結果もでませんでした。その後、焦る気持ちもあったので、体外受精に2回チャレンジしました。
1度目は母体のストレスを考えて、低刺激法をすすめられました。
しかし結果はでず、2度目はアンタゴニスト法で卵子を採取、新鮮胚移植をしましたが、妊娠には至りませんでした。
そして、ショックだったのが精子の状態が悪く顕微鏡授精だったこと、凍結できる胚がひとつも出来なかったことでした。
転院した2か所目の病院では・・・
その後、半年間治療を休み改めて治療を開始しました。
転院した2か所目の病院では、ホルモン検査、子宮卵管造影検査、クラミジア抗原・抗体検査に加え、アンチ・ミュラーリアホルモン検査、精子抗体検査、甲状腺機能検査、子宮鏡検査、感染症検査、ビタミンDの検査、精液検査などとても詳しく検査をしてくれました。
その結果、特に子宮や卵巣には異状はないが、卵巣年齢が実年齢より少し高いこと、ビタミンDの欠乏症であるということがわかりました。
ビタミンDの欠乏症があると着床しにくくなるという事実を知り、このことがわかってから、積極的にビタミンDの摂取を心掛け、夫婦そろって食生活の見直しを行いました。
また、ビタミンDはなかなか食事から摂取できないので、不妊専用のサプリメントも併用して飲んでいました。
凍結した凍結胚盤胞で妊娠へ
そして、治療法はすぐに、体外受精からスタートさせました。
採取の方法も前回と同様アンタゴニスト法で行いました。
その結果、1度目の体外受精で卵子が数多く採取でき、凍結した凍結胚盤胞で妊娠にいたりました。
前の病院では、精子の状態が悪いと言われていたのに、転移した病院では特に異状なし。
授精も体外受精で行え、なにより今まで凍結できる胚ができなかったのに、今回は凍結できたことがとても不思議でした。
やはり、ビタミンDを意識して、夫婦で食生活を見直したことが良かったのかなと思いました。
不妊の原因は子宮や卵巣に多くの原因がありますが、私のように原因がそこにない場合は、日常生活を見なしてみると治療が少し前進するかもしれません。