プレッシャー、注射、お金・・・私が大変だった事。【妊活体験談ブログ】
不妊治療をしていて大変だったことは沢山あります。
ひとつは周囲からのプレッシャーです。
友達からは結婚してすぐに「子供は?」の質問が始まりました。
しばらく経っても出来ないと「子供作らないの?」と聞かれはじめ、またしばらくすると「私の友達は不妊治療してるよ」と言ってきたりしました。
私は不妊治療に理解があるよ、みたいな意味の分からないアピールをされそっとしておいて欲しいなと心から思いました。
親戚からは
「待ってるんだけど。早くお父さんに孫の顔を見せてあげて」
とまるでドラマに出てくる嫌なオバちゃんのセリフの様なことを言われました。
そして初めて会う職場やご近所さんからは
「子供さんは幾つ?」
と子供がいる前提で話をされたりしました。
悪気がある訳じゃないので笑って誤魔化すしかありませんでしたが誰にも言わずに不妊治療をしている身にはとても辛かったです。
後は何といっても治療中の薬や注射です。
薬はホルモンに働きかけるものだったのでまるで更年期のような症状がでました。
のぼせたり頭がボーッとしたりホットフラッシュという急に汗をかいたりなどの症状がありました。
注射は自己注射で射つことはとても心を疲れさせました。
ペンタイプの物を使う段階はまだ頑張れていましたが、本当の注射のタイプを射つのは痛いし何で自分で針刺してるんだろう?
と毎回考え暗い気持ちになりました。
そして何より大変なのはお金です。
タイミングの段階では普通の病院診察と変わりません。
人工授精となると1万くらいは軽くかかります。
体外受精になると30万円くらいかかります。
精子の具合によっては顕微受精になるので1つにつきまた1万円くらいはかかります。
卵を採るための採卵でなかなか卵が育たないと注射や薬の量が増えるのでその都度お金がかかります。
私は1番多くかかった時はトータルで60万以上かかりました。
それだけお金をかけても成功はせず本当に辛かったです。
国が助成金をくれ半分以上は助成されましたが、それでも家計はマイナスです。
毎回助成金をもらいながら治療をおこない家計は火の車でした。
病院から請求書をもらうのが本当に辛かったです。
不妊治療をおこなうおこなわないに関わらず何かあった時のためにまとまったお金を貯金しておくことは本当に大切だと感じています。
大変なことも多い治療ですが、主人と気持ちがすれ違うことなく乗り越えてこれたことは私の誇りです。
夫婦2人で仲良く治療を乗り越えていってくださいね。