必ず夫婦で検査を受けることをオススメします。【体験ブログ】
これから不妊治療を受けるなんて、体外受精や顕微授精を受けるなんて考えもしませんでした。
結婚して2年たち、そろそろ子供が欲しいなと思って基礎体温をつけ、自己流タイミング法を実践するも、毎月毎月真っ白な検査薬の判定窓を眺めていました。
「まさか不妊なのかな。でもまだ20代だし、たまたまタイミングが合わないのかも。」
と、甘く考え、主人も焦らなくて良いというスタンスだったので特に病院で検査もせず、生理も毎月きちんときていたので自分がこれから不妊治療を受けるなんて、体外受精や顕微授精を受けるなんて考えもしませんでした。
それからまた1年たち、私は28歳。
毎月の基礎体温と排卵検査薬でタイミングをとるも一向に妊娠しなかったので「やっぱり検査しようかな…。どう考えてもどっちかに問題あるよね」と夫婦で話し合い、初めて産婦人科に検査に行くことにしました。
産婦人科での検査は、まずお互いの性病検査、私のホルモン検査と、排卵チェック、子宮内膜検査に、卵管造営検査、そして主人の精液検査でした。
私の検査の場合、生理中・低温期・排卵期・高温期と月に渡っての検査が行われ、まず生理中にはFSH、LH、プロラクチンというホルモンの検査、低温期になったら卵管造影検査、卵胞の計測、エストロゲンの検査をしました。
そこで判明したのが、私の卵管閉塞と主人の精子の数が少ないという不妊原因でした。
そしてつきつけられたのが「自然妊娠は限りなく不可能に近い」ということでした。
この病院ではタイミングと人工授精までしか行っていなかったので、「お力になれず残念ですが、高度不妊治療が受けられる病院へ転院してください。」と言われました。
卵管閉塞が判明
卵管閉塞とは、精子が卵子に向かって移動する道が交通止めになっているということで、原因には諸説あり、クラミジア等の性病が原因の場合が多いと言われていますが、私の場合一度もクラミジアにかかったことがなく、なぜそうなってしまったのかは不明でした。
卵管造影検査はまれに緊張等でその時だけ閉塞しているような状態になる場合もあるとも言われましたが、約3年間妊娠できていないので間違いないでしょうとのことでした。
さらに主人の精子については、本来1mLに対して1500万個いなければならないところ、その半数程度で、体外受精を受けるのが妥当とのお話をいただきました。
20代の夫婦なのに体外受精・・・
卵管閉塞の場合、FT(卵管鏡下卵管形成術)という、卵管をカテーテルによって通過させる手術もあるそうですが、私達の場合は主人の精子の数も少ないので、手術してもあまり効果的とは言えないのだそうです。
体外受精についてはテレビやネットでなんとなく知っていましたが、正直な話、ほとんどなんの知識もなかったので、とても偏見で申し訳ないのですが、もっと年上の夫婦がするものみたいな感覚でいました。
ちまたでは高齢出産や高齢妊娠のリスク等は良く目にしていましたし、体外受精が前よりは一般的な治療法になったのもなんとなくわかっていたけど、まわりの同年代でやっている人がいなかったので、まさか自分が…20代の夫婦なのに。というのが最初の正直な感情でした。
でもそれは大きな間違いで、不妊は若かろうと高齢だろうとどんな人にでも起こりうるものなのだと思い知らされました。
そして、体外受精でも年齢により成功率に差があるので早ければ早いに越したことはないことも知りました。
「まだ若いから大丈夫よ」と周りで言われる方もいると思いますが、鵜呑みにせず、必ず夫婦で検査を受けることをオススメします。