20歳の時から月経不順。治療の末に2人出産しました。【体験ブログ】
25歳で結婚と同時に治療開始。妊娠に至る道のりは・・・
20歳の時から月経不順で、検査の結果「多のう胞性卵巣症候群」と診断されましたが、すぐに子供を希望するわけではなかったので月経のみ規則的に起こそうと低用量ピルを処方されていました。
しかし25歳で結婚と同時に、すぐにでも子供が欲しかったので排卵誘発剤にきりかえました。
最初に処方されたのがセキソビットという飲み薬でした。
卵胞刺激ホルモンの分泌を促して卵胞が育つ手助けをしてくれる薬で、作用は軽い薬とのことでした。1日1錠を月経開始の5日目から5日間飲みます。
これを3周期試したのですが、私の場合セキソビットではうまく卵胞が育ちませんでした。
そこでつぎに試したのが、クロミッドという薬です。
飲み方はセキソビットと同じでした。1日1錠の服用を2周期つづけましたが、卵胞がなかなか大きくならないので、3周期目は1日2錠のみました。
ここでやっと月経開始から16日目で卵胞が21mmまで育ち、子宮内膜が8mmとなりましたが、排卵検査薬は陰性でしたのでその2日後に再度病院で頸管粘液の検査と排卵検査薬による検査をしました。
2日以内には排卵しそうだということで、その日と翌日にタイミングを取りましたが妊娠には至りませんでした。
クロミッドによる治療をしばらく続けていたのですが、卵胞や子宮内膜がうまく育ったり育たなかったりを繰り返していました。
卵胞と内膜のどちらも良い状態の時にhcg注射をしてより正確に排卵させる治療もしました。
hcg注射をしてから24~36時間のうちに排卵するので、タイミングを取る日がわかりやすかったのですがそれでも妊娠には至りませんでした。
中々うまくいかないため、クロミッドをやめフェマーラを服用し始めました。
さらに途中からクロミッドの効きも鈍くなってきて、1日3錠飲むようになったのですがそれと同時くらいに子宮内膜が厚くなりにくくなってきたので、クロミッドをやめフェマーラを服用し始めました。
フェマーラはクロミッドのように子宮内膜が薄くなるという副作用がなく排卵を誘発できるのですが、保険適用外の薬なので1周期の薬だけで4千円をこえていました。
しかしフェマーラにしてからは、月経開始から16日前後でしっかり卵胞も子宮内膜も育つようになりました。
排卵の確率を上げるためにそこへhcg注射を追加する、という治療を半年つづけました。
それでも妊娠には至りません。
治療開始から2年ほど経った頃、仕事の都合で夫婦別居になってしまい、しばらく治療を休みました。
さらにそこから2年後、やっと夫と同居できるようになったので治療を再開しました。
しかしまた最初からやり直しで、クロミッド1日1錠からのスタートでした。
やはりクロミッドではうまくいかずフェマーラを使用しました。
フェマーラでうまく毎周期排卵を確認できるようになってきたのは治療再開から1年たった頃でした。
このころ、今までやってこなかった卵管造影検査と夫の精液検査をうけましたが、どちらも問題はありませんでした。
造影検査のあと4ヶ月くらいは妊娠しやすいとのことで期待したのですが、その後1年間妊娠しませんでした。
そこで、夫と話し合って体外受精に挑戦しようということになりました。
それをお医者さんに伝えると、まず人工授精をしてみてだめだったら体外受精にしてみてもいいのではないか、とアドバイスをもらったので、次に卵胞と子宮内膜の両方の状態が良い時に人工授精に挑戦することになりました。
運よくお医者さんに話をしてすぐ挑戦することができました。
そしてその初めての人工授精で幸運にも妊娠することができ、女の子を出産しました。
もっとはやく人工授精に挑戦していればよかった、と少し後悔しています。
最初の女の子を出産してから1年たって、月経が再開しないので再度通院しました。2人目も欲しいけれどまた何年もかかる覚悟でした。
クロミッドが効きにくいので3錠からはじめ、だめならすぐフェマーラを使いたい旨伝えると、2周期目から早速フェマーラを使用することになりました。
4周期フェマーラを服用しhcg注射をしたのですが妊娠はしません。
一人目の子も小さいので2人目不妊治療もゆっくりにしようと、5周期目はクロミッド3錠で少しお休みモードに入るつもりだったのですが、思いのほかクロミッドでも卵胞も子宮内膜も状態がよく、月経開始14日目でhcg注射をし、タイミングを取ったところ2人目を妊娠し、男の子を出産しました。