34歳。結婚10年目で妊娠。治療と仕事の両立。【体験ブログ】
今思えば仕事をしてなかったらもう少し早く妊娠できていたかも…と思います。
結婚して3年たってもなかなか子供ができず、親や親戚からは「子供は?」と言われ…後から結婚した友達にも先に子供が産まれて「早く産んだ方がいいよー」なんて言われる日が増えてきて、「やはりそろそろ子供を産まなければ」と回りのプレッシャーに負けた形で産婦人科に通う事になりました。
私は昔から生理不順でもしかしたら妊娠しにくいのかもなとは何となく思っていたのですが、病院での検査の結果多嚢ほう卵巣症候群という事がわかり排卵しにくい体質だったのです。
排卵誘発剤を飲む、打つ日々
先生からは「まだ若いし排卵誘発剤を使ってタイミングで頑張りましょう」と言われ私の不妊治療生活が始まりました。
最初はクロミッドという錠剤の排卵誘発剤が処方されていたのですがなかなか排卵が起こりにくかったので、途中から注射に変わりました。
毎回お尻に注射をされるのですが、これがとっても痛いのです。
何回やっても慣れませんでした。
しかも注射は一度にたくさん打ってしまうとリスクがあるという事(双子などができやすい)で少しずつ様子を見ながら日にちをおいて打たなければならず、先生の指定した日にちに多いときは7~8回ほど注射を打つためだけに病院に行かなければいけませんでした。
しかも待ち時間は予約をしてもいつも一時間以上かかります。
私は職場には不妊治療の事は最初黙っていたのですが、病院に行くために残業ができなかったり、シフトを変わってもらう事もあったので、迷惑をかけてしまう人には不妊治療の事は話していました。
デリケートな事だし、男性も居る職場だったので本当は知られたくなかったのですが秘密にしたまましょっちゅう勤務の事で迷惑をかける訳にはいかないと思ったからです。
無神経な人からは「今日も病院なの?」と回りの事は関係なく言われたりして、ストレスでした。
仕事を辞めようかと思った事もありました。
毎日仕事と病院と家を行ったり来たりするばかりの生活に疲れて仕事を辞めようかと思った事もありました。
でも辞めたら今までのキャリアが無駄になってしまうような気がして必死で頑張りましたが、ある日ふと…仕事はいくつになってもできるけど、妊娠できるのはタイムリミットがある!と思ってパートになることに決めました。
仕事のストレスがなくなったおかげかパートになって1年過ぎで妊娠する事ができました。