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白砂糖はNG?【妊活中に食べてはいけない食材】
「白砂糖」を大量に摂取するとカルシウムやミネラルが失われる
砂糖は、甘みを持つ甘味料で、物質としては糖の結晶であり、一般に多用されるいわゆる「白砂糖」の主な成分はスクロースです。
砂糖は、その製造方法によって、分蜜糖と含蜜糖とに大きく分類され、含蜜糖は糖蜜を分離せずにそのまま結晶化したものです。
その種類には、黒砂糖・白下糖・カソナード(赤砂糖)・和三盆・ソルガム糖、メープルシュガー等があり、糖蜜を分離していないため、原料本来の風味が残るのが特徴となっています。
ただ、含蜜糖の製造は、高度な精製が必要なため、一般的ではなくなっています。
粗糖は精製糖の原料で不純物も多くなっているため、そのままでは食用に適しません。
これに対し分蜜糖は、糖蜜を分離し糖分のみを精製したもので、一般的に使用される砂糖はこちらがほとんどとなっています。
まず、原料からある程度の精製を行い、粗糖を作成しますが、粗糖は精製糖の原料で不純物も多くなっているため、そのままでは食用に適しません。
そのため、まず生産地の近くで一次精製を行って粗糖を作成した後、消費地の近くで二次精製を行って、商品として流通する精製糖が作られることが多くなっています。
精製糖は、大きくザラメ糖・車糖・加工糖・液糖の4つに分類され、ザラメ糖はハードシュガーとも呼ばれ、結晶が大きく乾いてさらさらした砂糖です。
その一方で車糖はソフトシュガーと呼ばれ、結晶が小さくしっとりとした手触りのある砂糖で、上白糖・三温糖糖がこれに属します。
日本において最も一般的な砂糖は上白糖であり、日本での消費の半分以上を占めています。
しかし、上白糖は日本独自のものとなっており、製造消費されるのも日本が主となっていて、アメリカやヨーロッパではほとんど使われておらず、世界的に最も一般的な砂糖といえば、グラニュー糖を指します。
漂白するために塩素等を使用する「白砂糖」
「白砂糖」は、作る工程において、原料となるサトウキビの不純物を取り除くために化学薬品を使い、さらに漂白するために塩素等を使用するため、商品となる時にはミネラルやビタミン等の微量栄養素が全て失われた状態となってしまっています。
さらに、「白砂糖」を大量に摂取するとカルシウムやミネラルが失われるため、歯や体全体の骨がもろくなり、骨折しやすい状態となってしまい、骨粗鬆症の原因にもなります。
したがって、カルシウムが欠かせない授乳中のお母さんや妊婦は「白砂糖」は避けたほうがよいものとなっています。
不妊の原因となる冷え性や低体温の症状を悪化させてしまう可能性も考えられます。
また、「白砂糖」は絶縁体であるため、子宮や体を冷やすクーラーの役目をしてしまうため、不妊の原因となる冷え性や低体温の症状を悪化させてしまう可能性も考えられます。
また、妊娠してからも、「白砂糖」を摂取することによって、子宮、卵巣の発育不良、子宮の収縮力減退、妊娠期間の延長、羊水過少症の発現、流産や早産の激増等のリスクが高まる可能性があります。
これほどいろいろなリスクがある「白砂糖」ですが、砂糖を摂取しないということは現代の生活において、ほぼ不可能だと思われます。
ただ、砂糖には体を温める作用のある「てんさい糖」という種類もあります。
また、「てんさい糖」に多く含まれるオリゴ糖は、おなかのビフィズス菌を元気付け増やしてくれる強い味方でもあることから、「てんさい糖」はおなかに優しい砂糖ともいわれています。
砂糖の摂取量をすぐに減らすというのは難しいので、まず、砂糖を買う時はこの「てんさい糖」に変えてみることから始めてみてはどうでしょうか。