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ファーストフード・インスタント食品はNG?【妊活中に食べてはいけない食材】
「インスタント食品」がメインになるような食事だと栄養の面でも問題が
ハンバーガーに象徴される「ファーストフード」は、アメリカから、手軽に安価で食べられる外食としてまたたく間に全世界に広がり、日本においても「ファーストフード」店のない街を見つけることが難しいくらい、私たちの生活の一部となっています。
しかし、「ファーストフード」の栄養素は、油脂分と動物性たんぱく質に偏っているため、体に必要な栄養素を摂取することができず、間食として食べられることも多いことから、肥満の原因にもなっています。
「ファーストフード」の本家であるアメリカでは、近年、肥満率が約30%にも達しており、この肥満や心臓病の増加が原因となっている、医療費の増加が社会問題になっていますが、その肥満の原因の1つに「ファーストフード」が挙げられています。
レトルト食品や缶詰、粉末食品、冷凍食品、保存食、フリーズドライなども避けましょう
「インスタント食品」というと、一番先に思い浮かべるのはインスタント麺ですが、広い意味でいうと、レトルト食品や缶詰、粉末食品、冷凍食品、保存食、フリーズドライなども含まれています。
その食品の保存には乾燥、冷蔵、塩漬け等の方法がありますが、「インスタント食品」はその保存性のほかに、すでに調理済みで、加熱するだけですぐに食べることができるという性質があります。
「インスタント食品」は便利ではありますが、味気がなく、食事の喜びを感じられないという心理的な面で不満が残りますし、「インスタント食品」がメインになるような食事だと栄養の面でも問題が出てきます。
例えば、インスタントラーメンの麺の中には「アクリルアミド」という発がん性物質が入っており、これは小麦や芋等を高温で料理すると生成される物質であり、ポテトチップス等にも含まれています。
また、麺に入っている「かん水」は肝臓障害を引き起こし、さらに、添加物の「重合リン酸塩」カルシウム低下を招いてしまいます。
その他の使用が認められている数種類の添加物の中には、発がん性物質が含まれているものもあり、この添加物自体は少量の使用なら安全ということで、法的に使用が認められていますが、免疫力の弱っているというような方は常食しないのが無難だといえます。
「トランス脂肪酸」を多く含んでいるため、不妊の原因の1つとなっている可能性がある
このように体に悪影響を及ぼす「ファーストフード」と「インスタント食品」ですが、「トランス脂肪酸」を多く含んでいるため、不妊の原因の1つとなっている可能性があるとされています。
「トランス脂肪酸」とは、食用の油を高温で加熱した時や、食用の油を加工する途中に出来てしまう脂肪酸です。
この「トランス脂肪酸」と不妊の関係については米国のハーバード大学医学部が「トランス脂肪酸は排卵に悪影響があり、不妊症の原因の一つになっている可能性がある」と発表しています。
研究者がアンケートにより、食事摂取される内容を調査したところ、摂取エネルギーに対するトランス脂肪酸のエネルギー量が2%増加すると、排卵性の不妊症の可能性が高まるという結果を導いたのです。
また、オリーブ油に含まれているオレイン酸等による一価不飽和脂肪酸からのエネルギー摂取より、「トランス脂肪酸」からのエネルギー摂取量が2倍になると、排卵性の不妊症を発症する危険性が23倍に増加するということもわかりました。
この「トランス脂肪酸」の影響は、母乳にも分泌されるので、産まれた赤ちゃんにも影響を及ぼしてしまい、そうなると、赤ちゃんがアレルギー体質になるという可能性もあります。
日常にあふれている「トランス脂肪酸」の全てを避けることは不可能だと思いますが、赤ちゃんが欲しいと願うならば、「ファーストフード」と「インスタント食品」だけでも摂取を控えるようにし、「トランス脂肪酸」の過剰摂取を避けるようにすることをおすすめします。