最後のステップアップが体外受精。【体験ブログ】
【第3回】2度の人工授精が失敗に終わり・・・
口コミをみると、「何回目の人工受精で妊娠できました」とか体験談がありますが、私の場合には、2回人工受精をしましたがどちらも妊娠できませんでした。
たかが2回と思われるでしょうが、人工受精にステップアップした段階で、妊娠できると思っていたので、ダメだった時のがっかり感は半端ではありませんでした。
なので、先生から体外受精の話をされたときに、自分は不妊なんだと実感しました。
市から15万の助成金がでるとはいえ、体外受精にかかる費用は検査や注射などの費用を見積もっても40万は必要と言われました。
そう簡単に踏み切れる金額ではありませんでした。
体外受精に反対の夫・・・
しかも、夫からさすがに体外受精までして子供はほしくないと言われ、夫婦げんかにまで発展。
それでも、子供がほしかった私は自分の貯金で体外受精に踏み切りました。
夫からは1回だけだと約束されました。
そして、いざ体外受精をすると病院に伝えると、まずは卵子を抽出できるかどうかが最初の難関と言われました。
まずは、点鼻薬を処方され、毎日右と左の鼻にシュッとやるだけなのですが、排卵を抑制する作用があるということで、勝手に排卵しないように体をコントロールするように言われました。
だいたい2週間ぐらいすぎて排卵予定日に全身麻酔で卵子摘出の手術となりました。
仕事もしていたので、さすがに上司には言いました。
仕事をしながらの不妊治療は本当につらかったです。
そして、結果は5つも上質の卵子「AA」がとれました。
凍結胚移植を実行するも・・・
年齢のわりには多く取れたと言われ、とてもうれしかったことを覚えています。
そして、夫の精子と掛け合わせ受精卵をつくり、凍結します。
凍結胚移植のほうが妊娠の確率がいいということで、1か月周期を見送るのはすごく辛かったのですが、そちらを選びました。
子宮内膜をフカフカにするため、毎日仕事帰りに注射をお尻にうってもらい、なんとか移植までこぎつけたのですが、結果は陰性。
不妊治療の最後の砦が体外受精だと思っていたので、その落胆は半端ではありませんでした。
かといって、2回目の体外受精は主人が反対していたので、もう子供には恵まれないのかと毎日泣きました。
「Bさん」の不妊治療体験記 全5話
- 【第1回】不妊治療の最初はタイミング療法と漢方薬から。
- 【第2回】人工受精(AIH)は1か月前から準備が必要!
- 【第3回】最後のステップアップが体外受精。
- 【第4回】不妊治療を諦めてからの自然妊娠。
- 【最終回】不妊治療中の方へ。不妊の一番の原因はストレス。