不妊治療を諦めてからの自然妊娠。【体験ブログ】
【第4回】ストレス発散が何よりの不妊治療
主人は不妊治療反対で、体外受精失敗後にそれでもタイミング療法で病院にかかりたいと言ってもあまりよく思わない感じでした。
それでも、どうしても子供があきらめられず、体外受精が失敗した月は本当に心の中がどんよりしていました。
でも、ちょうどその月アパートの引っ越しも重なり、毎日が忙しく、しかも真冬の1月雪が降って氷点下の夜に、荷造りが間に合わず荷物の搬入を二人でしていました。
主人がお金を節約するといって引っ越し業者を頼まなかったので、とんでもなく大変でした。
閉店間際の夜11時ごろに銭湯に行き、お風呂にはいり、近くのかつ丼屋に夫婦で行き、かつ丼を夜中の12時ごろ食べたのを覚えています。
本当にバタバタして、それでいて楽しい日でした。
ストレスから解放されて
たしかに不妊治療はつらいし、体外受精の失敗もつらいですが、毎日にメリハリがないと、本当にそればっかりになって心を病んでしまうほどのストレスを感じます。
なので、それを忘れて日常を送ることも私にとってはとても新鮮でした。
たまに、来月から病院でどうしようとか思ったりもしましたが、そんなに思いやなむこともなく、夜は疲れてぐっすり寝てしまいました。
それでいてちゃっかりタイミングだけはとっておこうと、こっそりスマホのアプリで排卵予定日を測定して、その日の1週間前と2日前と2日後のタイミングをとりました。
本当にだめもとでも妊娠していればいいなぁぐらいの気持ちでした。
どうせまた妊娠できないだろうなぁって気楽な気持ちでもありました。
ただ、いまなら体外受精の余韻で子宮内膜もフカフカだから、受精卵が着床できやすいかもしれないと思ったのです。
希望は捨てずに、努力してみるものですね。
諦めてからの自然妊娠
体外受精が失敗した翌月に、今まで憎らしいぐらい真っ白な妊娠検査薬にうっすら線があらわれたのです。
生理予定日でした。
すごい薄い線ですが、今まで何回試してもフライング線すらでたことがなかったのに、陽性反応がでたのです。
でも、線が薄く、科学的流産の可能性も捨てきれませんでした。
主人は今回ダメだったとしても、妊娠できることがわかったんだから気を落とすなと言われましたが、どうしてもあきらめず毎日お腹の赤ちゃんにがんばれ!と言い続けました。
そしたら、なんと生理予定日から1週間後にはくっきりとした陽性反応になりました。
病院にいくのが待ち遠しい気分でした。
もうそのときにははっきり自分は妊娠していると確信していました。
「Bさん」の不妊治療体験記 全5話
- 【第1回】不妊治療の最初はタイミング療法と漢方薬から。
- 【第2回】人工受精(AIH)は1か月前から準備が必要!
- 【第3回】最後のステップアップが体外受精。
- 【第4回】不妊治療を諦めてからの自然妊娠。
- 【最終回】不妊治療中の方へ。不妊の一番の原因はストレス。