20代後半で結婚。妊娠するまでに2年以上はかかりました。【体験ブログ】
私は結婚した時は20代後半でしたが、結婚と同時に不妊治療を始めました。
私が不妊治療を始めた理由は複数個あるのですが、一番の理由は昔から漠然と「私は、結婚はできるかもしれないけど子供が産めないような気がする」という心配があったからです。
中学生時代から「結婚しても子供ができなかったらどうしよう」という理由もない悩みがあり、何となく女として生まれて来た自分の役割が務まらないのではと思うことがありました。
生理不順だった私。
それに加えて私は初潮が来てから結婚するまで、一度も順調に生理が来たことがなく、いつも30~60日周期とばらばらだったり、時には3ヶ月以上生理が来なくなったりしていました。
結婚前に心配になってネットで調べたのですが、生理不順でも妊娠出来たという記事を幾つか読み、その時は安心して「何だ、生理不順でも妊娠できるんだ」と安心していました。
20代前半のある時、私は旅行のためピルが欲しくて初めて産婦人科を受信しました。
その時についでに生理不順のことも教えてもらおうと思い、先生に聞いてみたところ
「確かに今はまだ結婚してないから薬を使って排卵させるという不妊治療はしなくていいよ。
ただし普通の人が1ヶ月に1回妊娠のチャンスがあるとすると、君みたいに60日周期なら2ヶ月に1回しかチャンスがないよね。
1年で考えると12回のチャンスと6回のチャンスだったら、すごく少ないと思わない?」
と言われました。
その時私はとてもショックを受けました。
回数としては皆の半分しかチャンスがない。
しかももし自分が子供のできにくい体質だったらチャンスはもっと少ないのではと、かなり落ち込みました。
この時、結婚してなかなか子供ができなかったらちゃんと病院に通おうと決心しました。
その後、大学を卒業し縁あって不妊治療専門の病院に勤務することになりました。
その現場を見て思ったのが、年齢とともに妊娠率は顕著に低下するということでした。
もちろん40歳だから妊娠しないとか、25歳だからぽんぽん妊娠するとかそういう話ではなく、あくまで統計的にそういう結果が出ているということです。
それでもやはり、患者さんの中には
「もっと早く通っていればよかった」
「年齢とともに卵子が老化するなんて知らなかった」
という人もいて、もし不妊治療をするならば早いに越したことはないなと実感しました。
その時には、もし自分が本当に妊娠しにくい体質だったとしても、この現場での経験も踏まえて色んな人に不妊治療の経験を伝えることができ、それはそれで自分の役割を全うできるのではないかと思いました。
実際私は結婚と同時に不妊治療を開始しましたが、妊娠するまでに2年以上はかかりました。
今振り返ってみると、妊活もしていないのに早速不妊治療というのは少々恥ずかしいものがありましたが、早い時期に始めることができてよかったと思っています。
もし不妊治療をするかどうかを悩んでいる方がいるのなら、早いに越したことはないと思ってもらい、今後の方針を決めてもらえれば嬉しいです。私の経験が参考になれば幸いです。