私は体外受精により、妊娠することが出来ました。

1度目の移植では妊娠には至らず、2度目の移植で妊娠することが出来ました。
2度目の移植の際に取り入れたのがお灸でした。本当にお灸のおかげで妊娠したかは分かりませんが、私は効果があったと実感しています。

お灸は鍼灸院に行ってやってもらう事も出来ますが、自宅でも簡単に出来ます。そしてお灸はドラッグストアで購入することが出来ます。

準備するものはお灸とライターくらいです。

簡単に取り入れられる妊活の一つとしてお勧めしたいと思います。
不妊に効くツボはたくさんありますが、まず一番ポピュラーなのが関元(かんげん)と中極(ちゅうきょく)です。

関元は臍から下に指4本分下あたりです。ここは全身のエネルギーを活発にさせ、月経不順をはじめ、あらゆる婦人病に効くツボとして有名です。
中極は関元からさらに指四本分下あたりです。骨盤の血行を改善し、腰痛や肩こりにも効くとされています。
私はこの二つの場所にお灸を1日1回毎日行っていました。

お灸には熱さによって種類があります。最も有名なメーカーはせんねん灸だと思います。

私はせんねん灸オフソフトきゅうという種類のお灸を使用していました。
これは最も熱さが弱く、初心者向けとのことでしたが、それでも私は熱いと感じていました。

火傷をするほどではありませんでしたが、場合によっては火傷をすることもあるので熱すぎると思ったら外した方がいいです。
お腹は特に肌が弱いので火傷しやすいので気を付けましょう。

お灸には台座が付いていて、底に両面テープがついています。
ライターで火を付けたら底のシールを剥がし、ツボの上に置いたら完了です。

5分くらいするとじわじわと熱くなり、最後にキュッと熱さを感じて火が消えます。
火が消えてもお灸の効果は持続しているので台座が冷めてから外すようにしてください。

私は夜のリラックスしている時間によく行っていましたが、入浴後30分から1時間の間は体が熱いので使用しないほうがいいです。
体調がいい日は大丈夫でも日によって熱さの感じ方も違うので火傷にはくれぐれも気を付けてあまり同時に何か所もやらない方がいいです。

終わった後は普通に燃えるごみとして捨てられますが、お灸をするときはいつでも取り外しができるように蓋つきの瓶のようなものを準備しておくと尚いいと思います。
咄嗟に外して火が付いたままだとしても蓋つきの瓶の中に入れれば鎮火できます。

私はお灸を続けているうちにすごく体が温まった気がします。

それまではいつもお腹の皮膚が冷たくて、主人のお腹の表面温度と比べてもいつも冷たかったんです。
冷え性でもあり、それが妊娠しづらさにもつながっていたのかもしれません。

お灸だけでなく、冷たい飲み物を控えたり、腹巻をしたり、靴下を常に履くなどとにかく体を冷やさないようにすることはとても重要だと思いました。
まるでにわとりが卵を温めているみたいだな、そんなことを考えながらどうか移植した卵ちゃんが育ちますようにとお祈りしながら毎日お灸をしていました。

そうやって、移植した卵ちゃんたちに思いを馳せながらのんびりと横になっている時間はとてもリラックスできて、精神的にも良かったんじゃないかと思います。
おそらく、体外受精に限らずタイミング法であってもなんでもこのお灸は取り入れて損はない妊活の一つだと思います。

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