42歳で凍結胚移植で治療中です。【体験ブログ】
卵巣年齢47.5歳、かつ感染症陽性と診断されて。
私が結婚したのは42歳9か月の時でした。
引っ越しやら忙しくて43歳の誕生日に不妊専門病院の門をたたきました。
まずは不妊原因の検査です。血液検査で、AMH(卵巣年齢)・性病感染。
結果は卵巣年齢(47.5歳)・感染症陽性。
残りの卵の数が少ないことを表しており、ショックを受けました。
そして、感染症の治療のため、1週間の内服薬を処方されます。
その後、感染症陰性の判定をいただくと、卵管造影検査(卵管がつまっていないかの検査)です。
女性の検査が進みますと、男性の精液の検査があります。
女性の検査はそれぞれにタイミングがあり、このタイミングを逃すと生理1周期後になるため、本気で治療に入るまで2カ月ほどかかりました。
やっと治療に入りました。
生理3~5日に来院し、その時点での卵胞の状況を内診・ホルモン値を血液検査で調べます。
私くらい高齢になると、ここでつまずくことがあります。
ホルモン値(LH/FSH/E2)を調べるのですが、FSH値が高すぎて、治療中止です。
これで1周期は諦めることになります。
このFSHは気まぐれで、数値が上がったり下がったりします。
下げる努力をしたワケではないのに下がっていることがありますし、薬で下げることもあります。
私のような高齢女性は最初から「体外受精」を勧められるのですが、今現在(治療歴1年8か月)移植まで進んだのは5回です。
「体外受精」と良く耳にしますが、移植までの道のりは意外と難関なのです。
まず、卵が自力で育ちにくくなるため誘発剤(注射)を使用します。
若い人は誘発剤を使用すると、10個以上卵が育つのですが、私は毎回1個。
エコーで2個見えていても1個は未熟卵。
さあ、この1個の卵を取りにいくワケですが、排卵のタイミングと採卵が合わなければこの周期の体外受精は中止です。
採卵のために病院へ行って、すでに排卵済みだった経験が2回あります。
採血やエコー検査・誘発の注射とお金をかけても排卵してしまったら進むことは出来ません。
また、これをクリアして採卵できたとしても空胞だったことも3回あります。
年齢問わず空胞であることは珍しくないそうです。
なんてったって1個の卵しかないのですから。
これまで、いろんな経験をしてたどり着いた答えは、「卵子の老化」をなんとか食い止めることに努力をすることに決めました。
採卵が成功し、受精させたら男性の精子が2匹入ってしまい核が3つ(3PN)になってしまったことがあります。
これは培養士さんいわく卵子の老化のせいだとのことでした。
せっかく採卵して受精までいっても着床までいかなかったら、妊娠は成立しないのです。
1個でもいいから質の良い卵が採卵できれば、順調に進めるということをイヤというほど知らされました。
そこで半年ほど前から始めたのが、ミトコンドリアのサプリメントです。
1か月17000円かかりますが、卵子の老化を止めるのに有効ということです。
結婚前から葉酸サプリは続けていますが、高齢女性はこれだけでは足りないようです。
そして、何か月も続けて誘発剤を使用すると卵巣が弱ってしまうんです。
最初の1年は焦っていたため毎月病院に通い、体外受精にチャレンジするため誘発剤を打っていましたが今は卵巣をお休みさせることも大切だと痛感し3か月に1回チャレンジすることにしています。
前回移植まで進んだ時(妊娠には至りませんでしたが)は誘発で注射、排卵のため注射、採卵のため抗生物質の投薬、移植後の黄体補充の注射とフルコースをした後の体調はめまいや吐き気で1週間程、最悪でした。
体にかなりの負担がかかっているのです。
高齢女性は卵子の老化に特化した努力をすることをお勧めします。数少ないチャンスを成功に導くための近道だと思います。
私も諦めずに、チャレンジしていきます。