若い女性に多い「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」

多嚢胞性卵巣症候群PCOS多ほう性卵巣)とは、若い女性の間で多くみられる排卵障害の原因の一つです。
卵胞が発育するのに時間がかり、なかなか排卵しない症状のことを言います。

前述のとおり、若い女性のうち10人に1人はこの「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」と言われていますので、非常に身近な存在と言えます。
最近ではさらにこの多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の患者が増加傾向にあるとされ、多くの女性がこの多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)で悩んでいます。

しかし、あくまで症候群であり、病気ではありません。
病気というよりは一種の体質といっても良いかもしれません。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の症状は?

この症候群をを詳しく説明すると、まず、卵巣にはたくさんの卵細胞があります。
卵細胞は大体平均して月にひとつずつ成熟し、排卵をします。

この卵細胞は卵胞という袋に包まれているのが特徴であり、卵細胞が徐々に発育するにつれてこの袋も徐々に大きくなっていくのです。
この卵細胞がおよそ2cmくらいの大きさになると破裂して、卵胞の中のから卵細胞が排卵されます。

多嚢胞性卵巣症候群とはこの卵胞が卵巣の中にたくさんでき、排卵が起こりくくなる状態をいいます。

一般的には超音波で卵巣を見たとき、卵巣の中に小さな嚢胞が10個以上あると「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」と診断されるようです。

「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」の症例と原因は?

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は多くの症状が表面に出てくるのも特徴です。
症状としては、

  • 月経不順や無月経
  • 男性ホルモンの増加よる多毛、にきび、低音声
  • 肥満
  • 月経過多

このように様々な症状がありますので、心当たりのある方は医師に診断してもらいましょう。
また、原因に関してはまだまだはっきりとは解明はされていません。

現状わかっているところは分泌異常、あるいは糖代謝(インスリン)の異常などといわれていますが、まだ不明なようです。
副腎の問題や遺伝子説も最近では出てきているようです。

「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」の治療法は?

根本的な治療法はまだわかっていません。
治療して月に一度排卵が起こるという事は無いので、基本的には毎月起こす治療ではなく、妊娠したい時だけ排卵を起こすようにする治療がメインとなります。

排卵誘発剤などを経口で接種する場合や、特定の薬品を毎日自分で注射するような治療法を用いる場合もあります。
それでも排卵を誘発できない場合は手術などもあり得るそうです。

改めてですが、「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」は妊娠を望む望まないにかかわらず様々な症状が表面にでてきますので、必ず医師に診断を受けるようにしてください。

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