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早期卵巣機能不全(POI)とは?その治療法は?【排卵障害の原因-3】
卵子の数に関する不全「早期卵巣機能不全(POI)」
排卵障害の原因として、一番治療が険しいのが「早期卵巣機能不全」と言われています。
もちろん、しっかりとした治療法のもと、子宝に恵まれたカップルはいますのであきらめないでください。
この「早期卵巣機能不全(もしくは早期卵巣不全/早発卵巣不全)は、40歳よりも前に卵巣の中の卵子が無くなってしまい、排卵がおこらなくなった状態を言います。
なお、「早期卵巣機能不全」は「POI」と略される事も多いので覚えておきましょう。
早期卵巣機能不全になる確率、妊娠率は?
発生確率は40歳未満の女性の約1%と報告されています。
100人いれば1人はこの早期卵巣機能不全と考えると、いかに多くの方がこの早期卵巣機能不全で悩んでいることがわかりますね。
そして「早期卵巣機能不全(POI)」の場合、そもそも排卵すべき卵子が卵巣の中に無い状態なので妊娠の確率は限りなく険しいものとなってきます。
ただ、数年ぶりに卵子が出た症例もありますのでしっかりと医師の診断にそって治療を行っていきましょう。
「早期卵巣機能不全(POI)」の原因は?
正直、まだまだ医学の進歩が追い付いていない状況です。
原因不明がほとんどで遺伝性なども考えられています。
また、「早期卵巣機能不全(POI」の将来的な症例としては骨粗しょう症、動脈硬化、痴呆等も考えられるので、妊娠を望む望まないにかかわらず、必ず医師に相談してください。
「早期卵巣機能不全(POI)」の治療法は?
まだまだ治療法が確立しているとは言い切れませんが、基本的にホルモン療法によっておこないます。
卵巣刺激ホルモン高値の状態を改善させた後に排卵誘発剤を使用します。
また、最近ではカウフマン療法(kaufmann療法)の変法と体外授精などの生殖補助医療を組み合わせことにより妊娠するケースも出てきました。
正直、かつては絶対に妊娠不可能とされてきた「早期卵巣機能不全(POI)」ですが、昨今の医学の進歩により変わってきたようです。
改めてですが、「早期卵巣機能不全(POI)」は妊娠を望む望まないにかかわらず様々な症状が表面にでてきますので、必ず医師に診断を受けるようにしてください。