カバサールとは?高プロラクチン血症に効く薬。
カバサールとはどんな薬?
カバサールという薬ですが、不妊治療中の方で聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
今回紹介するカバサールは、不妊症の検査の結果、「高プロラクチン血症」と診断された方が処方される薬の代表的なものです。
多くの方がこのカバサールを服用しており、不妊治療界では非常にメジャーな薬となっています。
高プロラクチン血症って?
高プロラクチン血症とは、刺激ホルモンの一種であるプロラクチンが、何かしらの原因で過剰に分泌されてしまう症状の不妊症です。
このホルモンの一種である「プロラクチン」には、子供を出産した後にに母乳を出す働きと、排卵を止める働きがあるのです。
このプロラクチンが妊娠していない状態で過剰分泌されてしまうと、排卵が止まってしまうのでほぼ確実に自然妊娠が出来なくなってしまうのです。
いわゆる排卵障害の一種なのです。
なお、高プロラクチン血症の原因としては流産後や人工妊娠中絶後などにホルモンバランスが崩れておこる場合やストレス、ピル・胃潰瘍の薬・抗うつ剤を長期使用している場合など原因は多岐に渡るとされています。
いずれの原因も基本的にはプロラクチンの過剰分泌を抑える必要があり、その為の薬が今回紹介する「カバサール」なのです。
カバサールの効果って?
カバサールの使用法は基本的に「週一回の服用」です。
そして、その効果はお判りのとおり、「プロラクチンの過剰分泌を抑える」という効果です。
服用した場合、その方と薬の相性や高プロラクチン血症そのもののレベルによって差が出てきますが、徐々にプロラクチンの過剰分泌が抑えられていくようです。
そうして徐々にプロラクチンの数値が正常に戻り、卵巣からの排卵が、正常におこなわれることになり、排卵障害による不妊症が改善されます。
ここまで行ってやっと妊娠が望めるようになるのです。
色々と副作用や注意点が多いカバサールですが、服用自体は週一回ですので、まずは飲み忘れずにしっかりと使用していきましょう。
万が一カバサールと身体の相性が悪かったりした場合は、医師に相談のうえ、他の薬に変えることをお勧めします。
中には相性が悪かった場合は漢方薬での治療に切り替える方もいるようですね。