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実際の人工受精の流れは?
人工授精ってどんな流れなの?
人工授精とは、男性に精液を提供してもらい、女性の子宮内に注入する方法です。
おもに、精子の数が少ない場合や運動率が低い場合です。
医師の判断で、人工授精でも妊娠可能というときにこの方法を用います。
女性側の問題で考えられるのは、精子がうまく子宮の中に入っていかない原因となる子宮頸管粘の量が十分でない場合や、女性の体内に精子に対する抗体(抗精子抗体)ができてしまい精子を異物と判断して受け入れない場合、ヒューナーテストといって、性行の後に女性の子宮内での精子の運動率を測ってみて、結果がよくない場合などです。
実際の方法は2種類
方法は二つあります。
一つはパーコール法で、濃度勾配で質のよい精子を分離する方法です。
もう一つは、スイムアップ法で元気のいい精子が精液の上の方に泳いでくる性質を利用してこれを回収する方法です。
人工授精の成功の鍵は、「排卵のタイミングに合わせて精子を注入できるか」にあります。
それゆえ、排卵しやすいように薬を使ったり、経膣超音波による卵胞の計測をして、排卵をおこす注射をしたりします。
医師の指示に従い通院しても、必ずしも排卵するとは限りません。
何回か通わなければならないときもあります。
ですので、仕事をもっている方は、大変だと思われますので、事前に心構えをしておいた方が良いでしょう。
人工授精の成功率は結構低い
成功率は施設によって違いますが、5~10%と高くはありません。
5回くらい行って成功しないならば、次のステップへと言われる方が多いようです。
値段も施設によって違いますが、保険適応外なので3万円くらいするようです。
人工授精を成功させるためには、妊娠するための努力と同じようなことですが、次のようなことに気をつけましょう。
- 身体を冷やさない
- ストレスをためない
- バランスのとれた食事をする
- 禁煙
このサイトでも重々お伝えしていますが、何はともあれ、「健康に注意をする」ということにつきるようです。