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人工授精(AIH)のリスクはある?
人工授精の場合ってリスクはあるんでしょうか?
精子を採取し人為的に精子を子宮内へ直接注入し、卵子と精子が受精する確率を向上させる方法を取る人工授精。
成功率はさほど高くないものの、比較的低料金で行えることや母体への負担が少ないという大きなメリットから不妊治療の中でも大きな軸となっています。
この為、人工授精に関しては3回、4回・・・7.8回と数多く繰り返し行うケースがかなりあります。
そんな人工授精ですが、リスクがあるのかどうか非常に気になりますよね。
今回はその人工授精(AIH)のリスクはあるのかどうかご紹介します。
母体への人工授精のリスク
母体へのリスクで最も大きなものが排卵誘発剤の使用でしょう。
排卵日に合わせて自然に人工授精を行うのであれば問題は無いのですが、排卵障害などで排卵誘発剤を使う場合には副作用の危険性があります。
そのリスクは以下の通り。
- 多胎妊娠の可能性が増える
- 卵巣過剰刺激症候群の可能性
- 感染症の可能性
これらの副作用やリスクが考えられます。
また、さらには繰り返し人工授精を続けていくことで女性への精神的な負担や経済的な負担もあることを忘れないでおきましょう。
胎児への影響・リスク
新生児が障がいを持つ影響・リスクに関しては、あると言う場合と、関連性が認められない、という方に分かれます。
というのも人工授精を行う夫婦に関しては35歳以上の高齢出産であるケースが多く、そもそもの高齢出産のリスクである先天性異常や流産を人工授精の影響と考えてしまう場合があるからです。
人によっては自然妊娠に比べて障がいリスクが約120%~250%も高い」という結果が出ている・・・といっていますが、前述のそもそも人工授精をしているカップルが高齢出産のリスクを抱えているため、真偽は不明です。
不安な方は医師に話を聞いてみましょう。