昔なら「あの人は子供ができない人」だったけど。【体験談:最終回】
医療技術の発達のおかげで
一昔前なら「あの人は子供ができない人」そう言われただろう自分が、今子どもを授かることが出来たのは医療技術の発達のおかげ以外のなにものでもありません。
不妊治療が革新的に発達している現在、昔はできないと諦めなければなかった人でも、子どもを授かるチャンスがあります。
しかし、体外受精の成功率は3割未満で治療費も高額という厳しい現実があります。
また、インターネットや本などで経験者の方の話を拝見すると、5年10年と長く治療を続けてもなかなか子宝に恵まれない方が本当にたくさんいるということも知りました。
そのため、私は不妊治療をスタートするときに「長くても3年、体外受精は3回まで」と夫に宣言しました。
不妊治療にトライするなら、全力でトライする
夫は始めは「今からそんなにきっちり決めなくても…」と言ってましたが、私が「不妊治療にトライするなら、全力でトライする。でも自分の人生一度きり、子どもは欲しいけど、不妊治療に振り回されたくない。」という考えに最終的には納得してくれました。
不妊治療の一番難しいところは「ダメだったときに、いつ諦めるか」だと思います。
自分で「いつまで」「何回まで」もしくは「いくらまで」 と予め上限ラインを決めておくと、先が見える分割り切ってその間は頑張れるだろうし、もし期限までやってもダメだったときでも、自分で決めたことだから気持ちの整理もつけやすいんじゃないかなと思ったからです。
これから始める方や、先が見えず気持ちが暗くなってる方がもしいたら、自分でゴール設定をされてみてはどうでしょうか。
Dさんの不妊治療体験談【全4回】
- 第1回 「26歳で多嚢胞性卵巣症候群と診断されて。」
- 第2回 「静岡レディースクリニックでの不妊治療。」
- 第3回 「1年間半の不妊治療でかかった治療費総額は・・・」
- 最終回「昔なら「あの人は子供ができない人」だったけど。」