子どもが欲しいという前向きな気持ちで始める妊活は、最初は楽しく感じるものです。
基礎体温をはかり、子どもを授かるために健康的な生活をはじめることで身体の調子もよくなっていきます。
妊活に効果があると言われる食材でメニューを考えたり、妊活におすすめのお茶を飲んだり、夫婦で運動をしたり、身体を冷やさないためにかわいいショールなどを買ったり、いろいろと調べて実行して頑張っていることが楽しく感じます。
妊娠に気づいて夫や親、友人に報告する自分を思い浮かべたり、大きなおなかの自分、赤ちゃんを抱いた自分を想像してしあわせな気持ちにもなります。
しかし、3~4カ月たっても妊娠の気配がないと、だんだんと疲れてきてしまいます。
病院に通って不妊検査や、不妊治療をはじめると、さらに疲れがたまります。
月経周期に合わせた通院と処置を繰り返し、排卵日をのがさないように神経を張り詰め、排卵日が過ぎる度に生理が来るのか来ないのか、妊娠できたのか心配になり不安になり、気持ちの休まる時がありません。
心身ともに煮詰まりストレスがたまってしまったとき、辛さをやわらげるために気分転換が必要でした。夫婦ともに旅行が好きで、不妊治療前にはよくドライブをしたり、休日をあわせて3~4日の泊りがけの旅行にも行っていました。不妊治療をはじめてからは気持ちの余裕がなく、出歩かなくなってしまっていましたが、気分を変えるために、ときどきドライブや旅行に行くことにしました。
神頼みでもなんでも藁にもすがる思いで、せっかく行くなら子宝に関係のある所に行くことにしました。
子宝スポットや神社、温泉などいろいろありますが、身体をあたためてリフレッシュもできそうな子宝温泉に行ってみることにしました。
観光地としても興味のあった飛騨高山の奥飛騨温泉郷の新穂高温泉に出かけました。
子宝の湯がある温泉でゆっくりとお湯につかり、やさしいお湯で腰をあたためてきました。
また、新穂高温泉の白山神社には子宝岩というのものがあることを知ったので子宝岩に座りに行きました。
子宝岩は男性の象徴と、女性の象徴に似ている岩のことで、この石の上に男女それぞれがまたがると、子宝にめぐまれるとの言い伝えがあるそうです。
そして、自分のお土産にかわいいさるぼぼを購入しました。さるぼぼは飛騨高山地方で昔から作られている、さるの赤ん坊の人形です。
縁起の良いお守りとして作られています。
さるぼぼは赤い物が主流ですが、風水的に子宝運アップの色であるオレンジ色のさるぼぼを妊活のお守りに購入しました。
かわいくて自然に持ち歩けるお守りとして気に入っています。
関東の有名な温泉地である伊香保温泉にも行きました。
古くから子宝の湯として親しまれている温泉です。
伊香保は町営の日帰り温泉に入ってきました。
お湯はそれほど熱くなかったのですが、身体がぽかぽかとあたたまって、とても気持ちのよい温泉でした。
温泉街にある石段の上には伊香保神社という子宝神社があります。
お守りを探していたら、開運子授の絵馬を見つけました。
コウノトリが赤ちゃんを袋に入れて運んでいる絵が描かれていたので、ご利益がありそうなこの絵馬に願いを書いてきました。
神社の近くに売っている子宝饅頭を食べて、その先にある源泉の湯の飲泉所で子宝の湯を飲んで、伊香保温泉を満喫してきました。
旅先として温泉を調べてみると、子宝温泉はいろいろなところにあります。
選択肢がたくさんあるので日帰りでも泊りがけでも、都合に合わせて選ぶことができます。
温泉は自然豊かな所にあることが多いので、子宝の温泉に入ってあたたまるだけでなく、夫婦でのんびりドライブしたり自然の中を歩いたりすることがリラックスにつながります。
気持ちをリセットして、また頑張ろうという気持ちになれるので、妊活中の子宝温泉巡りはおすすめです。