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クルーガーテストとは?正常形態率と平均値は?
クルーガーテストってどんな検査ですか?
クルーガーテストとは、精液中の精子を顕微鏡で確認し、精子の奇形を見る検査です。
検査時には特殊な溶液を使用し、精液中の精子に色付けを行ってから顕微鏡で確認します。
主に奇形精子症の診断に用いられる検査です。
当然ながら射精後の精液を使うので男性側に痛みも何もありませんので安心しましょう。
基本的に精液に関しては自宅で採取してすぐに病院で検査するか、病院の採精室で採取するかのどちらかです。
病院の採精室で採取するのはちょっと・・・という方は必ず事前に病院に事前に採取したものを使って良いか確認しましょう。
病院によって「持ってききてください」というところもあれば「病院の採精室で採取してください」という場合、どっちでもいい場合、色々ありますのでそこは事前に聞いておいた方が良いですね。
男性が不妊治療に抵抗がある・・・という大きな理由がこの病院の採精室で採取でしょう。
嫌なのはわかりますが、それもすべては生まれてくる赤ちゃんの為。
意外にサクッと採精できるので、ちゃちゃっと終わらせちゃいましょう。
クルーガーテストの正常形態率とは?
精子はその奇形パターンによって6つに分類されるとWHOが厳格に定めているそうです。
その分類の中でもっとも健康で正常な分類のものが正常形態とされ、その正常形態の精子が精液内にどれだけの割合でいるのかをチェックするのです。
この正常形態の精子が4%以下の場合、奇形精子症と診断されます。
ただ、奇形精子症といっても4%の人もいれば1%に満たない重症の方もいます。
もちろん、このパーセンテージが低ければ低いほど妊娠は難しくなります。
とはいっても、精液内に正常形態の精子がいて、それを顕微鏡で発見、採取出来ればその後に顕微授精は可能なのです。
クルーガーテストの結果、奇形精子症と診断されても諦める事は無いのです。