手術で治療するメリット・デメリットは?【子宮内膜症の治療法】
妊娠を望む方の子宮内膜症の手術での治療法とは
子宮内膜症の治療法には「手術」「体外受精」「投薬(薬物治療)」の三種類のなかから最適なものを診断の結果から導き出します。
これは妊娠を望む望まないにかかわらず3択になると言えます。
とはいっても、対象者の年齢、不妊期間、体調、その他持病など様々な要素を複合的に医師が判断し、数種類のパターンを出してくると思いますので、自らの医師と優先順位に従って判断しましょう。
まずは、子宮内膜症の一種で卵巣に子宮内膜が出来て卵巣に血が溜まってしまう「チョコレート嚢腫」などの場合は手術をすることが多いです。
しかし、このように子宮内膜症の手術に関してデメリットがあることを事前に知っておきましょう。
それは大きく2つ。
1つ目は再発の危険性があること。
2つ目は今後卵子の数が少なくなる可能性があるという事です。
子宮内膜症の再発の危険性
子宮内膜症の手術をして直したとしても再発の可能性があることを認識しておきましょう。
さらには手術によって他の場所がまた癒着してしまう可能性があります。
これは子宮内膜症が発生した場所によってデメリットの度合いが異なりますので、事前に医師から説明をよく聞きましょう。
今後卵子の数が少なくなる可能性がある
チョコレート嚢腫は卵巣にできるので、チョコレート嚢腫を手術によって取り除くことは卵巣に傷がつくという事に他なりません。
妊娠を望まない場合、これでも良いのですが、望む場合はデメリットとして考えておきましょう。
卵巣が傷つき、卵子の数が減るという事はその後の体外受精に関しても影響が出てきます。
長期不妊治療中の方や、高齢出産であればあるほど、しっかりとデメリットを踏まえたうえで決断をするようにしましょう。
医師ととことんデメリット・メリットについて話し合うように
このように子宮内膜症の手術に関しては事前に知っておくべき情報と、考えて答えを出さなくてはいけない場合が多く出てきます。
しかも、他の治療法である投薬とも並行して考えていかなければいけないのです。
しっかりと医師とパートナーに相談して決めましょう。