3回以上流産・死産を繰り返す習慣流産
そもそも流産というものは全ての妊婦に起こり得る事象で、その確率は10~15%と言われています。
これはどうやっても避けられない胎児の染色体異常の割合が多く、それを原因とする流産は全体の60〜70%です。
このように、流産というものは絶対的に一定の確率で引き起こる事なのです。
結果として、非常に多くの女性が流産を経験していると言って良いでしょう。
そして今回ご紹介する不育症である「習慣流産」は流産や死産を3回以上繰り返すことを言います。
厳密に言うと、妊娠22週未満で3回以上流産を繰り返す場合を「習慣流産」と呼びます。
確率10~15%と言われている流産を3回以上繰り返すのですからこれには必ず何かしらの原因があるはずです。
習慣流産の場合は様々な検査を受けて、その原因を突き止め、治療していくことが求められます。
中には10回以上も流産を繰り返される方も
とても辛い事ですが、中には10回以上も流産を繰り返される方もいるそうです。
体力的、精神的に辛いものも多いでしょう。
この流産回数に関しては、その後の妊娠率と密接な関係があり、流産回数が多ければ多いほどその後の妊娠率も大きく低下することがわかってきています。
この為、大事なの2回の流産である反復流産となった場合に、しっかりと原因追究の検査と治療を行うことなのです。
出来る限り早い段階で治療を行い、流産や死産を繰り返さないようにしていきましょう。
とはいっても、最近では流産回数が多い不育症の方への対応もかなり進んできているらしいです。
流産というものは精神的にも身体的にも非常に負担の大きいもの。
流産後にすぐ治療を・・・というのも中々気が進まないかもしれません。
まずはしっかりと医師に相談して、今後の治療方針を決めていきましょう。