流産を連続して2回繰り返す事を反復流産
2回流産を繰り返す事を反復流産と言います。
このサイトでも何回かご紹介していますが一般的にどんな妊婦でも10-15%は流産の可能性があるのです。
しかもその流産の最も大きな部分を占める原因は染色体異常による流産であり、致し方の無い原因と言えます。
そんな流産を2回繰り返すのですから、これはかなりの確率で何かしらの他の要因が考えられるのです。
なお、3回以上繰り返した場合は習慣流産と言い、この流産回数によって比例的に妊娠率も低下していくとされています。
流産というものはその原因が多種多様であり、ストレスが溜まっただけでも流産にある可能性があります。
ただ、2回以上繰り返すのであれば、何かしらの原因がある・・・と考えて治療していきましょう。
反復流産の確率
前述のとおり、どんな妊婦でも10-15%は流産の可能性があります。
8-10人に1人は流産の可能性があるのです。
反復流産に関してはそれを2回繰り返すのですから単純計算すると確率は2.25%、です。
このように数字だけ見れば反復流産そのものの確率は低いのです。
2回流産が続いたら
基本的には何かしらの原因がある、と考えて診断した方がベターだと考えます。
2回流産したからといって、何かしらの不育症の可能性は高いですが、単なる偶発的な染色体異常が2回続いただけなのかもしれません。
しかし、圧倒的に何かしらの不育症の可能性が高いことを認識し、しっかりと検査、治療をすべきと考えます。
なぜなら流産回数は増えれば増えるほどに妊娠率が低下してしまうからです。
検査や治療を曖昧なままにして流産や死産を繰り返すことはメリットゼロです。
流産が2回続いたら、検査を受けるべきでしょう。
なお、不育症の検査は基本的に夫婦揃って受ける必要あります。
また、費用は自費になりますので、しっかりと治療費を用意しておきましょう。
約15-20万円程度かかることが一般的なようですが、この状態でしっかりと検査・治療することが最も重要なのです。