タイミング法 は何回でステップアップ?20代、30代、40代では??
どのくらいの回数で人工授精にステップアップすべき?
タイミング法というのは費用もそこまでかからず、また、身体的にも精神的にも負担のかからない治療法です。
医師のタイミング指導に乗っ取って正しいタイミング法を行えば、かなりの確率で妊娠できると言われています。
不妊治療を始めたカップルの約3分の一はこのタイミング法で子宝に恵まれると言われているのです。
ただ、裏を返せば、約3分の2のカップルは次のステップである人工授精にチャレンジしていくことになります。
ではどのくらいの回数繰り返してダメならばステップアップしていく判断基準が大事となってきます。
今回は年代別にタイミング法を何回でステップアップしていくのか考えていこうと思います。
なお、これは完全に不妊原因が明らかでないことが前提です。
無精子症などの明確な不妊原因がある場合は、タイミング法を行わずに人工授精や体外受精から始めていくことになります。
20代~30代前半の場合
20代~30代前半は男女ともに最も妊娠しやすい年代ですので、基本はタイミング法を回数重ねていくことで妊娠を目指していくことになります。
ケースバイケースですが、3回~6回ほど回数を重ねていって、それっでもダメなら人工授精へのステップアップを考えていきましょう。
逆に6回以上もタイミング法を行ってもあまり意味がありません。
確立でいえば6回のタイミング法での妊娠率は約90%ですので、6回行っても妊娠しないならば何かしらの不妊症を疑いましょう。
35歳以上 40代の場合
35歳以上は高齢出産となり、徐々に妊娠率は低下していきます。
この為、のんびりとタイミング法を行う余裕はありません。
これもケースによってですが、いきなり人工授精や体外受精を行う事も多いようです。
基本的に6回もタイミング法を行う事はせずに、早い段階でステップアップの決断をする必要があると言えるでしょう。
このようにタイミング法からのステップアップの基準は年齢によって大きく左右されます。
特に35歳以上の場合、タイミング法からのステップアップを考えずにいきなり人工授精や体外受精をすることが多いようです。
それほどに女性の年齢は妊娠・出産にとって大事なんですね。