逆行性射精症(RE)とはどんな症状?
逆行性射精症とはどんな症状なんですか?
不妊症の中でも男性特有の男性不妊症としてよくあげられるのが逆行性射精症ではないでしょうか。
読んで字のごとくの症状なので、想像もしやすいと思います。
逆行性射精症とは、なんらかの原因で精液が陰茎から放出されず、逆方向の膀胱に流れこんでしまう状態をいいます。
精液がでないのですから、これでは完全に自然妊娠は望めません。
子供を希望する場合は確実に何かしらの治療を行い、精液がしっかりと出るようにするか、精巣から精子だけでも採精して人工授精や体外受精を行う必要があります。
ちなみに子供を望まない場合は直接的な害はないとされています。
とはいえ、子供を望むのであれば確実に自然妊娠が望めないのですから、必ず治療するようにしましょう。
意外にも多くの男性がこの逆行性射精症であるとされており、もし判明し、子供を望む状態なのであれば治してくださいね。
なんで精液が出ないの?
正常な射精の場合、膀胱の一部である膀胱頸部が閉じていて射精する精液は膀胱内に戻ったり逆流することはありません。
がしかし、逆行性射精ではなんらかの原因でこの膀胱の一部である膀胱頸部が開いたままの状態になり、精液が膀胱に逆流してしまうのです。
この為、逆行性射精では男性が達したとしても精液は陰茎から出ない、もしくは少量のみ射出という状態に陥ります。
ちなみに達成感は感じる事は出来るそうです・・・
なので、射精している感覚や、達成感はあるのに、精液の量が非常に少なかったり、出ない方は逆行性射精症(RE)の疑いが非常に強くなりますので検査を受けるようにしましょう。
なお、治療に関しては投薬治療が非常に良い効果を発揮しており、約50%の方が投薬により膀胱の一部である膀胱頸部が閉じて、精液の逆流を防げるようになるそうです。
逆行性射精症の治療に関しては次回詳しくご紹介します。