頸管粘液検査とはいったいどんな検査ですか?
まず、この頸管粘液検査で調べる頸管粘液というものは、精子の通り道の潤滑剤ともいえる大事な粘液です。
精子を子宮へと運ぶ重要な役割を持った粘液ですので、この頸管粘液が少なかったりすれば、精子が自力で卵子にたどり着くことが出来なくなるのです。
頸管粘液検査では、この頸管粘液がしっかりと分泌されているか、また成分は正常かどうか、等を検査することを言います。
また、頸管粘液検査では卵胞ホルモンの分泌が正常に行われているかも検査可能です。
これらの検査によっり、排卵の時期を推定できるので、妊娠可能なタイミングを知ることができ、タイミング法にも用いられることもある検査なのです。
不妊症患者の方にとっては非常にメジャーな検査といって良いでしょう。
頸管粘液検査の方法は?
頸管粘液検査は注射器を用いて頸管粘液を吸い取って検査します。
この為、特に大規模な手術などは行いません。
非常に簡単な検査といって良いでしょう。
詳しい方法を説明すると、注射器にて吸い出した頸管粘液の量や粘り具合を中心に状態を見ていきます。
さらには頸管粘液を乾燥させて顕微鏡でシダ状結晶があるかどうかを調べることもあります。
このシダ状結晶は排卵日近づくほど結晶がハッキリとしたシダ状になる事から命名されていて、正常な場合はしっかりとシダ状の決勝が顕微鏡で確認されるそうです。
頸管粘液検査はいつ頃受けるの?検査時期は?
まず、検査の時期は、排卵日と予想される日の3~4日前から排卵直前までの間に行われます。
頸管粘液検査の費用はいくらぐらい?
保険が効きますので非常に安価な価格で行えます。
平均しても500円以下で検査可能な病院がほとんどといって良いでしょう。
ただ、この頸管粘液検査はヒューナーテスト(フーナーテスト)と同時に行われる事が多く、その場合はヒューナーテスト(フーナーテスト)の検査費用も掛かりますので注意しましょう。
とはいっても、ヒューナーテストの検査料金も同じく平均しても500円以下ですから、この検査に関してはお金の心配は必要ないかもしれませんね。