無精子症とは?結構多い症状って知っていましたか?
精子が全くない? のが無精子症
読んで字のごとく、精子が無いのが無精子症です。
ただ大事なのはこの「精子が無い」という定義なのですが、より詳しく言うと「精液中に精子が無い事」、これを無精子症と言います。
意外にこの無精子症患者は非常に多いとされ、世の中の男性の中には無精子症で悩んでいる方が実は非常に多いのです。
この為、無精子症であっても精巣内には精子がある可能性もあるので、無精子症だからといってあきらめる必要はありません。
無精子症は非常に多い症状なんです
ロック歌手であり、最近ではタレントとしても活躍しているダイヤモンドユカイさんが告白したことで一気に広がりましたが、実はこの無精子症は非常に多くみられる症状なのです。
その発生率と言えばなんと最近では「100人に1人」とも言われています・・・物凄い確率といって良いでしょう。
なんと不妊治療中の患者様の中は5人に1人が無精子症ともいわれるほどよくある症例なのです。
精液中に精子が無くても精巣にはあるかも。
無精子症では精液中に精子が無いのですから、残念ながら自然妊娠は不可能です。
しかし、無精子症であっても精巣上体や精巣そのものに精子がある可能性があります。
これらの検査は精巣生検(TESE)によって行われ、精巣である睾丸の組織を採取し、組織内の検査及び精子の状況を顕微鏡で検査するのです。
この精巣生検(TESE)によって精子が確認、採取できた場合は顕微受精・体外受精(IVF)等によって、パートナーの卵子と受精させていきます。
2種類ある無精子症のタイプ
そんな無精子症ですが、原因によって2タイプに分かれます。
非閉塞性無精子症(NOA)と閉塞性無精子症(OA)です。
次回以降はこの2つをそれぞれご紹介していきます。