シェリル・クロウさんの場合は?!【養子縁組した有名人】
シェリル・クロウさんは、2007年と2010年に男児を養子に迎えています。
シェリル・クロウさん(シェリル・スザンヌ・クロウ、Sheryl “Suzanne” Crow)は、1962年2月11日生まれでアメリカ合衆国ミズーリ州ケネット出身の、カントリー&ウェスタンを中心に歌うシンガーソングライター、レコード・プロデューサーであり、女優、政治活動家でもあります。
そんなシェリル・クロウさんは、2007年と2010年に男児を養子に迎えています。
シェリル・クロウさんの歴史
シェリル・クロウさんは、ピアノ講師の母親と、トランペット演奏者で弁護士の父親の間に誕生し、他の家族としては、弟1人と姉2人がいます。
ケネット高等学校在学中には、75mハードル競走の全米選手権でメダルを獲得しており、また、チアリーダーのNational Honor Society 、National FFA Organization 、Paperdoll Queen に所属していました。
その後は、ミズーリ州コロンビアにあるミズーリ大学コロンビア校に進学。教育、演奏、作曲の学士を取得し、在学中にはカシミールという地元のバンドで歌っていたそうです。
シェリル・クロウさんは、後にミズーリ州ケープジラードにあるサウスイースト・ミズーリ州立大学とミズーリ大学より名誉学位を授与されています。
シェリル・クロウさんは、大学卒業前からミズーリ州フェントンのケリソン小学校の教師として音楽を教えており、また、当時いくつかのバンドで週末に歌う機会を得ていたようです。
その後、地元のミュージシャンでプロデューサーのジェイ・オリヴァーさんを紹介され、彼はミズーリ州セントルイスにある彼の両親の家の地下にスタジオを所有していたことから、シェリル・クロウさんがコマーシャルのジングルを作成する手助けをしたそうです。
シェリル・クロウさんが製作した最初のジングルは、セントルイスのデパートメント・ストアFamous-Barrの新年度セールであり、その後はマクドナルドやトヨタ自動車のコマーシャルジングルも製作しています。
マイケル・ジャクソンさんのコンサートツアー「Bad World Tour」でのコーラス
1986年、カリフォルニアに移住し、翌1987年~1989年まで、マイケル・ジャクソンさんのコンサートツアー「Bad World Tour」でのコーラスを務めました。
そのツアーの一環で、シェリル・クロウさんは同年9月から10月にかけて来日もしています。
1990年には、スティーヴン・ボチコのドラマ「Cop Rock」で歌っていますが、ドラマは短期間で終わってしまいました。
シェリル・クロウさんは、1990年にA&Mレコードと契約。1992年にフィル・コリンズのプロデューサーである、ヒュー・パジャムさんによるデビュー・アルバムに予定された曲のレコーディングを行い、このアルバムは1992年9月22日に発売されるはずだったのですが、レコード会社から発売を無期延期されてしまいます。
しかし、このアルバムの宣伝活動に使われるはずであった複製版が、出版業者を通じて数多く出回り、このアルバムはファイル共有ソフトやファン・トレーディング等で現在も広く出回っているそうです。
「ローリング・ストーン」誌の新人部門に登場
シェリル・クロウさんは1993年、ビル・ボットレルがプロデュースを手掛けたアルバム「チューズデイ・ナイト・ミュージック・クラブ」で、ようやくソロ・デビューを果たし、同年の「ローリング・ストーン」誌の新人部門に登場します。
このアルバムは、1990年代のアメリカとイギリスで700万枚を超えるセールスを記録し、同作収録曲の「オール・アイ・ワナ・ドゥ」は全米ビルボードチャートで最高2位まで上昇する大ヒットとなりました。
そして、シェリル・クロウさんは1995年の第37回グラミー賞で、最優秀レコード賞、最優秀新人賞、最優秀女性ポップ・ヴォーカル・パフォーマンス賞の3冠を受賞しています。
同年には、ソロ初の来日公演を行っており、これ以降、シークレットライブやプロモーションを目的としたものを含め、シェリル・クロウさんは6回(うちツアーでは3回)来日しています。
次いで1996年にはセカンドアルバム「シェリル・クロウ」を発表し、このアルバムからの1枚目のシングル「イフ・イット・メイクス・ユー・ハッピー」は主にラジオで大ヒットし、1997年の第39回グラミー賞で最優秀女性ロック・ヴォーカル・パフォーマンス賞、最優秀ロック・アルバム賞の二部門を受賞しています。
1998年にサードアルバム「グローブ・セッションズ」をリリース。また、ニューヨーク・セントラルパークでのコンサートの模様を収録したアルバム「Sheryl Crow and Friends: Live from Central Park」の収録曲「There Goes the Neighborhood」は最終的に2001年の第43回グラミー賞を受賞しています。
2002年には4枚目となるアルバム「カモン・カモン」をリリースし、このアルバムにはヒット曲「ソーク・アップ・ザ・サン」が含まれており、日本のオリコンアルバムチャート最高位9位と大ヒットしました。
また、「Live at 武道館」という、日本公演を収めたライブ盤も日本でのみリリースされました。このアルバムからの2枚目のシングルである「スティーブ・マックイーン」は、翌2003年の第45回グラミー賞において、最優秀女性ロック・ボーカル・パフォーマンス賞を受賞しています。
現在はシェリル・クロウさんはシングルマザー業に集中しています。
シェリル・クロウさんは、前述の通り、2007年5月11日、4月29日生まれの生後2週間の乳児を養子にし、ワイアット・スティーヴン・クロウと名付けたことを公式ウェブサイトで発表しています。
また、2010年6月4日には、2010年6月4日、4月30日生まれの別の乳児を養子にし、リーヴァイ・ジェイムス・クロウと名付けたことを発表しています。
長男のワイアットくんを養子に迎えた時、シェリル・クロウさんは、自身のバンドのギタリストを半同棲状態だったそうですが、シェリル・クロウさんが育児に集中したため、恋愛関係は自然消滅したそうです。
そして、ワイアット君が3歳になった時に、兄弟がいたほうが良いと判断し、次男のリーヴァイくんを養子に迎える決心をしたそうです。
このように恋愛関係が自然消滅するほど、シェリル・クロウさんはシングルマザー業に集中し、楽しんでいるようです。
現在、一家はナッシュビル郊外の154エーカー (0.62 km2)の農場に住んでいるそうですので、自然が豊かな環境で、幸せな家庭を築いていってほしいなと思います。