漢方での不妊治療とは?効果は?
自然界に存在する天然物をそのまま使う漢方治療
不妊治療を行う方が増えていく日本において、最近注目を浴びているのが漢方治療ではないでしょうか。
漢方治療では漢方薬を使いますが、原料は植物(草根木皮)や動物、鉱物など、自然界に存在する天然物そのままの生薬ですので、身体に優しいというのが最も大きな特徴でしょう。
オーダーメイド・カスタムメイドな漢方治療
漢方治療の方法として最も大きな特徴が患者それぞれの「心身」に合わせたオーダーメイド・カスタムメイドなところといえます。
無論、西洋医療もオーダーメイド・カスタムメイドですがそれはあくまで「病気」なのです。
漢方治療では、その患者さんの状態にあわせて、病気ではなく「心身」のバランスを立て直し、結果として病気を改善しようとするモノと言えるでしょう。
そのため、同じ病名でも、患者さんによって、異なる漢方薬が処方される場合もあるのです
不妊症の症状、患者の心身は1人1人違うからこそ
正直、不妊症の原因は不明が多いのが事実です。
なんと原因不明不妊で悩む人は不妊症の10~35%と言われています。
そんな不妊症を治療していく中で、唯一絶対的にわかるのは対象者の心身だけといって良いでしょう。
対象者のココロとカラダの症状に向けてオーダーメイド・カスタムメイドして、一人一人にあった処方をしていくのが漢方治療なのです。
基本的には全身のひずみを整え、からだに抵抗力をつけていく治療
漢方治療の目的は、基本的には全身のひずみを整え、からだに抵抗力をつけていくことです。
この為、ある程度の長い期間で効果を期待する必要があります。
一般に漢方が劇的に効く場合は、自律神経が関与したもの、免疫機構が関与したもの、 内分泌系が関与したもののいずれかであることが多いと言えます。
この為、特にお勧めしたい方が普段から体の調子が悪い方、冷え性で悩んでいる方、生理不順、生理痛、便秘で悩んでいる方です。
漢方治療がピッタリハマれば大いに体質改善に繋がり、驚くほどの効果を出してくれるハズです。
そして結果的に妊娠しやすい体質に生まれ変わり、妊娠率の大幅な向上に繋がる事でしょう。
西洋・東洋医学を併用していきましょう。
西洋・東洋医学、どちらが優れている・・・というものではありません。
両方のいいとこどりをして賢く妊活をしていくことが大事です。
基本的な体調管理や健康維持には東洋医学を。
原因がしっかりしているような不妊症には西洋医学を。
そのように妊活を行っていくことが妊娠への近道でしょう。