子宮頸管因子(頸管因子障害)とは。知っておくべき症状は?
頸管粘液の異常による不妊
頸管とは子宮腔と膣をつなぐ管です。
長さは大体2-3cm程で、筒状の形態をしています。
この筒状の内側の壁からは月経の周期に合わせるサイクルで頸管粘液が分泌されています。
そしてこの頸管粘液が非常に大事な働きをしているのです。
大きな役割は細菌が子宮に入るのを防ぐというとても重要な役目なんです。
頸管粘液が精子を柔らかく包み込み、順次精子を卵管へ送り出していくのです。
子宮頸管因子(頸管因子障害)とはこの頸管粘液が排卵期に十分に分泌されずに精子が子宮腔へ入れなくなってしまい、結果として不妊となります。
子宮頸管因子の症状は?
頸管粘液が排卵期に十分に分泌されずにいる為、不妊になります。
もしくは頸管粘液以上があった場合にも不妊になります。
量が少なかったりした場合は精子が頸管をスムーズに移動できず、子宮腔までたどり着けません。
また、粘液が硬かったり、酸性が強かったりしても精子が頸管をスムーズに移動できずに不妊となってしまいます。
排卵日前に成功することで妊娠率アップ
なお、排卵日前には頸管粘液がよく分泌され、その状態に性行があるとその際に射精された精子が頸管粘液に蓄えられていくます。
このため、排卵日当日よりも排卵日前の方が妊娠しやすいと言われています。
タイミング法などで自然妊娠を目指すのであればこの期間を逃さないようにしましょう。
ちなみに排卵日頃におりもの(頚管粘液)が増えない方は子宮頸管因子(頸管因子障害)のい可能性があるので医師に相談しましょう。