チョコレート嚢胞・嚢腫の治療方法は?手術それとも薬?
チョコレート嚢胞・嚢腫はどうやって治療する?
日本において増加傾向にある子宮内膜症、その一種であるチョコレート嚢胞・嚢腫も増加傾向にあるとされています。
重症化すると大幅に妊娠率を低下し、不妊症の原因にもなり、さらには激しい痛みを伴うことから女性にとって恐るべき病気と言って良いでしょう。
そんなチョコレート嚢胞・嚢腫ですが、昨今の医療技術の進化により様々な治療法が発見されてきました。
今回はそんなチョコレート嚢胞・嚢腫の治療方法についてご紹介していきます。
基本的に腹腔鏡下手術が必要
チョコレート嚢胞・嚢腫を伴う子宮内膜症は女性の身体的苦痛が大きいため、早急な対応をしたほうが良い場合が多く、基本的に腹腔鏡下手術もしくは開腹手術が必要とされます。
チョコレート嚢胞・嚢腫が一定の大きさ(直径5cm程度)以上であるのであれば、医師と話し合いをして手術をすることが多いようですね。
なお、軽度であったり、嚢腫が小さなものに対しては、低用量ピル、ダナゾール、ジエノゲストといったホルモン療法、薬物療法を行うこともあるようです。
基本的に月経痛が強い場合、嚢胞の直径が5~6cmを超える場合、不妊症の場合などには手術が望ましいと言えるでしょう。
卵巣がんに変異する可能性も
そう、チョコレート嚢胞・嚢腫は放っておくと卵巣がんになる可能性があります。確率は低いですが、危険なことにはかわりありません。
重症化する前に早期に治療、手術するように心がけましょう。
くれぐれも自己判断、放置などはせず、疑わしきはすぐに病院で検査です。