旦那が無精子症。妊娠を目指して妊活中です。【体験ブログ:第1話】
男性不妊の中でも重度の無精子症と診断されて
私たち夫婦が不妊治療のために通院し始めたのは結婚して3ヶ月後からでした。
妊活のスタートラインである基礎体温を計測していたのですが、不規則な生活だったことからきちんと医師の診断をしてもらうことが近道ではないかと思ったためです。
初めは私だけが通い、エコーで卵胞の大きさを診てもらいタイミングを取ることをしていました。
同時に主人の検査も勧められていたのですがあまり協力的でなかったため、一番大きな原因がわかったのは半年後と遅いスタートとなってしまいました。
不妊の原因は私の黄体機能不全もありましたが、一番は主人が無精子症であったことです。
男性不妊の中でも重度に分類され、手術をして精子が見つかる確率は20%程度と言われています。
男性不妊を扱っている浅田レディースクリニックへ転院
初めに通っていた病院では男性不妊を扱っていないため紹介状を書いていただき浅田レディースクリニックに通うこととなりました。
まずは主人の検査がありました。
男性不妊には血液検査、触診があります。
その中のAZF遺伝子検査では、手術の前に精巣内に精子がいるかいないかある程度判別できるとのことでした。
AZF遺伝子にはa~cの領域がありどこが欠損しているかにより無精子症のレベルがわかるというものです。
主人はc領域の欠損と診断され、手術により精子の回収が可能とのことでした。
手術はmicroTESEと呼ばれ、運動精子ゼロ、微動精子4、不動精子多数という結果でした。
先生からは運動精子以外は治療に向かないため、顕微授精には使用はできないかもしれないと言われましたが、凍結保存をしてもらいました。
私はこれまでに採卵4回、凍結胚移植4回行いました
不妊治療で多くの方が経験されているのが採卵、胚移植かと思います。
私はこれまでに採卵4回、凍結胚移植4回、うち1回は陽性でしたが8週目で流産となってしまいました。
採卵では自己注射を毎日する方法が一般的かもしれませんが、私はセロフェンとジュリナという飲み薬を服用する方法をとりました。
精子に限りがあることから、数多く卵胞を成長させないための方法です。
生理3日目くらいに受診し飲み薬を開始し、採卵まで約2週間かかり5回ほど通院しました。
毎日注射をする方法よりも通院回数が少ないこと、費用が安く済むことがメリットかなと思いました。
採卵手術は全身麻酔、局所麻酔どちらも経験しました。
エコーをしながらスポイトのようなもので卵胞を取り出します。
注意点は特に思いつきませんが、尿が溜まっているとエコーが見えづらくなってしまうためしっかりと出しておくことでしょうか。
採卵・顕微授精の結果は、翌日にメールにて配信されました。
この結果によって次周期また採卵をするか胚移植をするか決めます。
私が行った凍結胚移植。
胚移植は新鮮胚移植と凍結胚移植がありますが、こちらの病院では凍結胚移植のみを行っています。
卵胞ホルモン補充という方法で子宮内膜を厚くし移植を迎えます。
処方された薬は主に、下腹部に貼るエストラーナテープを使用しました。2枚から開始していき、移植前には8枚貼る日もあります。
その他にビタミンCとE、ペントキシフィリンという薬を服用しました。
いずれも血流改善や抗酸化作用が期待され子宮環境を良くするとのことでした。
また、貼り薬とは別の方法としてジュリナという飲み薬を服用したこともありました。
1週間ごとに通院していましたが、血液検査は問題がなくても内膜が全く厚くならずにいたところが大変でした。
凍結胚移植を4度の移植をしましたが・・・
4度の移植をしましたが必要な6ミリに達したことは一度もありませんでした。
内膜が厚くならないからリセットするを繰り返していてはいつまでたっても移植には進めないため、初めての移植は先生から「一度移植してみましょうか」と諦めたように言われたことをよく覚えています。
移植日が決まってからはルトラールで黄体ホルモンの補充、子宮内膜のぜん動運動を抑えるリトドリンも服用します。
移植は麻酔や注射などはなく、あっという間に終わりました。
採卵とは違い尿を溜めておくことで子宮の位置が横になるため、移植しやすくなるので毎回頑張って溜めています。